先日の記事「AfterEffectsでOpenEXR」ですが、やはりAfterEffectsの標準機能では解決しないようです。解決にはサードパーティのプラグインfnord softwareのProEXRプラグインを使うというのが一番の近道のようです。もともと標準のOpenEXR用プラグインもここのフリープラグインが採用されているので、標準といっても差支えないのでしょうが、ProEXRは有償で95ドル。15日間の試用期間があったので、試してみました。
After Effects
AfterEffectsでOpenEXR
January 26, 2011今回は先日の記事「NukeのLenscareの話」の最後でちょっと触れたことを検証してみました。要はOpenEXRにBounding Boxが設定されていた場合、AfterEffectsではそれを正しく認識できるかということです。まず簡単に結論を言ってしまうと、BoundingBoxが設定されているとAfterEffectsではうまく認識されませんでした。これといった解決策もわからないままでしたが、とりあえず検証した結果だけ書いておこうと思います。
JavaScript変数のスコープについて
January 23, 2011「After Effects スクリプティングメモ」更新しました。同様の記事をblogの方にもエントリーしておきます。なんでこんなことではまっちゃうのか、自分でも嫌になりますが。でも案外、人から頂いたスクリプトもグローバル変数関連がちゃんと処理されてなかったりするので、結構これではまる人多いんじゃないかなと思ってます。「AE再起動すると治った(あるいは動かなくなった)」ってのは大抵これの問題。
ブログにまで書いて恥さらす必要があるのかはわかりませんが...
HS_ProxyManager 0.7.2
January 17, 2011
バグフィックス版のHS_ProxyManag 0.7.2をリリースしました。
Windows版AfterEffectsで、既存のプロキシを再レンダリングしようとしたときにフォルダとファイルが削除できずエラーになる問題を修正しました。
この修正にともなって、プロキシを再作成する際に、選択したアイテムにプロキシが既に適用されている場合は、一旦それを解除します。レンダリング開始後に復帰した画面ではプロキシが解除されていることに注意してください。レンダリング後に解像度選択ボタン([1/1]など)を押せばプロキシが再設定されます。
アップデートを行なう場合はレンダリング設定を再度インストールする必要はありません。jsxbinファイルのみ差し替えてください。
宜しくお願いします。
[関連記事]
HS_ProxyManager 0.7.1(初めてインストールする方はこちらをお読みください)
HS_ProxyManager 0.7.1のバグ
January 13, 2011
HS_ProxyManagerのバグレポートです。
この情報はhoronig様より頂きました。ありがとうございます。
問題点: 既存のプロキシを再レンダリングしようとしたときにフォルダとファイルが削除できずエラーになる。この現象はすべてのWindows版AfterEffectsで発生する可能性があります。
原因はWindowsではAfterEffectsで使用中のプロキシファイルが削除できないというのが原因です。この原因を回避するために、既にプロキシを使用しているアイテムに対してプロキシ画像を再レンダリングする場合には、「Make Proxy」ボタンを押す前に「Main」ボタンを押してプロキシを解除してください。
次のマイナーバージョンアップでこの問題を修正する予定です。
この情報はhttp://sites.google.com/site/hsproxymanager/todoでもご覧いただけます。
宜しくお願いいたします。
[関連記事] HS_ProxyManager 0.7.1
HS_ProxyManager 0.7.1
January 12, 2011これまでクローズドテストしていましたが、HS_ProxyManagerのテスト版を一般公開しました。クローズドテストに参加いただいた方々ありがとうございました。
残念ながら現状考えられる全てのOS、AfterEffectsのバージョンの組み合わせでテストできたわけではないので、諸々問題も起こるかと思いますが、もし宜しければ使ってみてバグや問題点、使用感などお聞かせ願えればと思います。
以下にインストール方法と使用方法を簡単に書いておきます。
HS_ProxyManagerのベータ版
January 6, 2011
今朝最新ベータ0.6.1をテスターさん向けに配布させていただいたのですが、早速バグが出ています。
Windows版のAfterEffectsで使用する際に、古いプロキシーを上書きしようとすると、古いデータが削除されないというもの。同じ形式であれば強制的に上書きされるので問題ないのですが、例えばDPXで作成したプロキシをPSDで保存しようとすると、別個のファイルになってしまい、後のプロキシ切り替え時に不具合が発生します。
原因はsystemコマンドでファイル(というかこの場合はフォルダごと)削除しようとすると、パスが通らずに削除できないというもの。コード的には問題なさそうなのですが、なぜか削除できません。ちなみにコードが吐き出した削除コマンドをウィンドウズのプロンプトで実行すると削除できるんです。というわけで近いうちにバグフィックス版の0.6.2リリース予定です。
ちなみに今回のテストからAfterEffects CS3およびCS4を正式にサポートしております。テスト参加者はユルユルと募集中ですので、希望される方は右のメニュー上部にあるGMailアイコンからご連絡ください。AfterEffects 7あるいはそれ以下のバージョンは現状サポート予定なしです。CS3 Mac版、CS5 Windows版のテスターさん大歓迎。今後いくつかの機能追加をして来週にはパブリックベータにしたいです。(バージョン0.8.0以降はパブリックテストにする予定)
HS_ProxyManager AECS3+WindowsXP対応
January 3, 2011
HS_ProxyManagerがAfterEffects CS3+WindowsXPへの対応作業がとりあえず終了。AEのバージョンによって微妙にメソッドの返り値がちがってたりするのでちょっと面倒でしたが、とりあえず一通り動作する状態になりました。懸念されていた日本語ファイル名と日本語コンポジション名もの文字コード変換もちゃんと動いてるみたいです。以前作成したスクリプトからもってきた関数そのまま使用してるんで、当たり前ですが。Windowsの場合は、日本語の文字コードがシステムで使ってる文字コードとターミナルで使ってる文字コードとAfterEffectsで使ってる文字コードがあるので、ちょっと面倒。Windows7やVistaがこのへんどうなってるのかは不明。
HS_ProxyManager開発ノート(3)
January 3, 2011
あまり休日中は捗ってませんが、現時点で判明しているバグをちまちまとフィックス中です。
あと、今困ってるのがFolderObj.remove()が動いてくれないこと。なぜかフォルダを削除してくれない。フォルダに何か入ってると駄目なのかな?! 最悪システムコールしてrm -rfしちゃおうかと思ってますが、またOS依存の分岐が発生するので、できればあんまりシステムのコマンド使いたくないんです...
追記:ちゃんとマニュアル読んだらremove()前にフォルダ空にしろって書いてありました。
残念ながら日本語環境のAfterEffectsのテスターさんがいないので、日本語のコンポジションなどでの検証は後回し。
- アイテムの種類によってプロキシのFPSが異なってしまうバグを修正。
- アイテムの種類によってレンダキューに正しく登録されずレンダリングが開始されないバグを修正。
- デフォルトのレンダキューの出力先が「指定されていません」となっているとき(今までのレンダリング出力先が削除された場合など)に発生する「大」問題を解決。
- アルファモード(もしプロキシファイルにアルファチャンネルがある場合)、アルファモードの切り替えを可能に。
上記の修正はMacOSX + AfterEffects CS5環境のテスターさん宛に2-3日中に配布予定。あと、CS3対応の検証を開始しました。CS4では動いてる...と思う。自分では検証していないけど。
引き続きテスト参加希望者募集中です。
HS_ProxyManager開発ノート(2)
December 29, 2010
After Effects用のスクリプト「HS_ProxyManager」の進捗状況です。年内テスター向け配布は絶望的な感じです。もう少し頻繁に更新するつもりだったんですけど、地味な修正やら実装やらばかりで... 開発作業自体は毎日少しずつ進めてはいたんですが。
とりあえず現状の機能を紹介
- After Effectsの選択されたアイテムから自動的に複数の解像度のプロキシを作成します。プロキシレンダリングはバックグランドで行なわれ、プロキシのレンダリング中も作業は続行できます。レンダリング前にプロジェクトファイルを一度保存する必要があります。
- レンダリング完了後に「1/1」「1/2」「1/3」「1/4」というボタンのいずれかを押すとプロキシが自動でアサインされます。アサイン後はそれぞれのボタンで解像度切り替え。同名のアイテムがあっても(同じフッテージファイルを複数読み込む、あるいは同名の異なるファイルがある)判別されて正しいアイテムにプロキシが適用されます。
- 「1/1」解像度はコンポジションのプロキシ(プリレンダリング)のことを考えて付けてあります。
- 「Main」ボタンを押すとプロキシが解除されます。
- 上記機能はコンポジションにも使用可能。
相変わらずわかりにくいビデオですが...(作ってみるまでわからなかったけど、こういうビデオ作るの本当に手間かかるし、わかり易くするの大変)