HS_ProxyManager開発ノート(2)

December 29, 2010
After Effects用のスクリプト「HS_ProxyManager」の進捗状況です。年内テスター向け配布は絶望的な感じです。もう少し頻繁に更新するつもりだったんですけど、地味な修正やら実装やらばかりで... 開発作業自体は毎日少しずつ進めてはいたんですが。


とりあえず現状の機能を紹介

  • After Effectsの選択されたアイテムから自動的に複数の解像度のプロキシを作成します。プロキシレンダリングはバックグランドで行なわれ、プロキシのレンダリング中も作業は続行できます。レンダリング前にプロジェクトファイルを一度保存する必要があります。
  • レンダリング完了後に「1/1」「1/2」「1/3」「1/4」というボタンのいずれかを押すとプロキシが自動でアサインされます。アサイン後はそれぞれのボタンで解像度切り替え。同名のアイテムがあっても(同じフッテージファイルを複数読み込む、あるいは同名の異なるファイルがある)判別されて正しいアイテムにプロキシが適用されます。
  • 「1/1」解像度はコンポジションのプロキシ(プリレンダリング)のことを考えて付けてあります。
  • 「Main」ボタンを押すとプロキシが解除されます。
  • 上記機能はコンポジションにも使用可能。

相変わらずわかりにくいビデオですが...(作ってみるまでわからなかったけど、こういうビデオ作るの本当に手間かかるし、わかり易くするの大変)




どうしようか迷ってる点

  • 「1/1」解像度はオプションでスキップできるようにしたほうがいい?(これは割と簡単)
  • 現状ではプロキシのデータが保存されるのはプロジェクトファイルと同じ階層に専用のフォルダを作成してるけど、これは任意のフォルダを選択できたほうがよさそう。そうなると初期設定の保存が必要か...(簡単だけど面倒くさい)

その他細かい不具合はまだ結構残ってます。
パフォーマンス部分でもやや問題があってアイテムが2〜3個ならまったくストレスないんですけど、50個とかになるとやっぱりプロキシ検索が重い。少しプロキシ検索まわりのコードを見直すか...(それでどうにかなるのか?)

Windowsに関して。現状はAfter Effects CS5用に作成しているので、必然的にWindowsも64bit版OSが必要なんですけど、手元にそんなWindowsマシンがないのです。AfterEffectsもWindows版はCS3のままだし。とりあえず過去に作ったライブラリからWindows版は分岐して目見当でコード書いてますけど。そもそもWindows 7でも未だにDOSプロンプトのコマンドが使えるんだろうか...とか、そのレベルで不安。
MacのVMWareだとAdobeのライセンス認証が正常に通らないみたいだし、そもそもOS買ってAEアップグレードしたら費用が...(7万くらい?)

あとコードをCS4に対応させました。まだテスト1回もしてないけど。