3D, VFX

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ちょっと前にNASAが公開した月面のテクスチャ「CGI Moon Kit」を試してみました(ごく簡単に...)。

NASA Scientific Visualization Studio - CGI Moon Kit
https://svs.gsfc.nasa.gov/4720

20,000ピクセル以上の解像度で高品質なテクスチャが配布されています。TIFFは浮動小数形式と整数形式があり、それぞれ半径を基準スケールにして相対的なスケールになっているので、正確に地形を再現することが可能です。


PIXARの分散レンダリングシステムTractorの設定ノート。

Tractorは1ライセンスあたり16,000円くらいで買えて割安なのと、APIも充実しててカスタマイズが容易。ただそのメリットの反作用で(RenderMan Studioと組み合わせれば楽なのでしょうが)、それ以外のアプリケーションだとちょっと面倒。

Deadlineとか様々なアプリケーションのプラグインが用意されてて魅力的なんだけど、ライセンス料が25,000円かかるのと.NET Framework互換ライブラリを要求されるのでやめました。Windows環境中心ならDeadlineにしたと思うんですけど。


Pixar - Tractor
https://renderman.pixar.com/view/pixars-tractor

とりあえず夏のプロジェクトまでに安定動作させたいということで、ぼちぼちノート取りつつ設定・検証作業していきます。


随分前に紹介したColorMunki Photo(関連記事:x-rite ColorMunki Photo)ですが、付属しているキャリブレーションソフトがほとんどアップデートもされない状態です。もちろん基本的な動作に支障はないのですが、あまりにも大雑把なキャリブレーション設定で細かい設定はできません。また測定結果を詳細に比較することもできません。

そこで以前から気になっていたArgyll Color Management Sytemを使ってみました。オープンソースのカラーマネージメントシステムで、Mac,Windows, Linuxに対応しています。もともとはLinuxでのモニターキャリブレーションについて調べているときに行き当たったソフトなのですが、対応ハードウェアにColorMunkiも含まれていたので、とりあえずMacで試してみました。

Argyll CMS
http://www.argyllcms.com/


5月からスーパーバイザーやってる仕事がありまして、それが4Kでコンポジティングしてまして...最終的には2Kにダウンコンバートされるのですが、撮影はRED EPICでそのままの解像度を極力キープしています。一部C300やアーカイブが混ざってたりするので、この限りではありません。また3DCGIは2Kで作ってもらってます。

ACESへの対応は長尺でACESに対応してくれる編集室を抑えることができないのと3DCGIが対応できないという理由で止めましたが、撮影済みデータはプリグレーティングなしでREDCineで16bit floatのOpenEXRに変換して作業しています。


VESビジュアルエフェクトハンドブック 下巻 -全世界のVisual Effects SocietyメンバーによるVFX制作標準- 上巻から随分時間が経っていますが、やっと『VESビジュアルエフェクトハンドブック 下巻』の予約がAmazonで開始されいます。この本の原書が出たのが2010年なので内容的にはやや古くなってしまっている部分もあるかもしれません。日本語版の下巻がこんなに遅れてしまったのは残念で仕方ないのですが、それよりお値段が上下各1万円で合計2万円ナリというのは、ちょっと人に安易に勧めていいものが躊躇してしまいます。

内容的には確かなものなので一度読んでおいて損はありません...が、私は英語版を買ったきりで日本語版は前述の通り値段が理由で購入していません。上巻の記事の時にも書きましたが、こういう書籍を母国語で読める機会を減らさないためにも、日本語翻訳版の価格には割と理解を示しているつもりでしたし、原書もっている本でも応援の意味で買ったりしましたが、さすがに上下巻でこの価格は無理(原書持ってなかったら買ったかもしれませんが)。


「After Effectsでのリニア合成のお話番外編」として「非リニア合成時の加算合成について」書きますが、この内容は非リニア(ビデオやsRGBスペース)での合成時の話でAfter Effectsに限定しません。「After Effectsでのリニア合成(4)」では白(色)を飽和させないという意図であればリニア合成でなくてもスクリーンでもいいんじゃないかといった趣旨の文章を書いていますが、実際にはこの2つは違う計算式で結果も異なります。ただ白を飽和させないというメリットだけを享受したいのであれば、無理してリニアにするよりスクリーンを使って合成時の調整でもいいんじゃないか?ということです。

個人や数人のプロジェクトであれば「ガンマ値1.0でカラーをブレンド」でもなんでも使えばいいと思うのですが、ある程度規模が大きくなりスタッフの出入りの激しかったり外部の協力会社に発注するようなプロジェクトでは、After Effectsで非リニア合成をが指定されることがほとんどだと思います。

そういう意味で、今回はビデオスペース(あるいはsRGBスペース)での加算合成(とスクリーン合成)について書いてみます。


OpenEXR 2.0

April 10, 2013
NukeではDeep Imageに限って(それ以外は1.7ライブラリ)OpenEXR 2.0のベータライブラリが使用されていましたが、正式にOpenEXR 2.0がリリースされました。

OpenEXR - Announcements
http://openexr.com/#announ


JefeCheck

February 7, 2013
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昨年末、無償になったイメージシーケンスビュワー「JefeCheck 1.5.1」を試してみました。Mac, Windows, Linuxに対応。ユーザー登録をするだけで商用でも無償で使用可能。寄付の受付中とのことなので、気に入った人は寄付をすると良いと思います。

JefeCheck
http://jefecheck.jefecorp.com/index.html

私は昨年3月にRVを導入し、JefeCheck自体を知ったのはその後だったので、有償版の時に試用すらしていませんでした。昨年末にフリーになったというニュースを見たのですが、忙しかったのでその時もスルー。ただここへ来て撮影立ち会いや出先でのチェック用にDPXやOpenEXRのビューワーが必要になり初めて使ってみたという経緯です。RV導入以前に知っていたとしても、RV押退けてこれを導入したかは微妙ですが、使ってみるとフリーとしては勿体ないくらいの高機能でした。


Nuke 7

September 9, 2012
IBCに合わせて色々発表がありました。「AtomKraft1.2betaーー!」と喜んだんですが、ライセンスの保守切れてました...Nukeの保守だけ更新して忘れてました。

で、Nuke7の話。各新機能についてはThe Foundryのサイトで紹介されてるので、そっち見てもらうとして...

The Foundry - NUKE 7.0 is coming soon
http://www.thefoundry.co.uk/articles/2012/09/07/410/nuke-70-is-coming-soon/

RAM cacheとかGPUサポートの拡張とか結構手堅くも嬉しいアップグレード。個人的に嬉しいのがAlembicのサポート。つい先日までAlembicをNuke6.3で扱うために3Dの某氏巻き込んで散々検証しまくり、結論として「今はOBJシーケンスで行こう」ということになったりしたのですが、やっぱりAlembicの取り回しのし易さなどは魅力的。その時はNuke6.3とMaya2012だったんで、どちらも正式にはAlembicをサポートしてない状況で問題の切り出しが難しかったってのが原因なんですが、Maya2013とNuke7で解消しそうな気がします。


Cinematic Color

September 2, 2012
忙しいので短信で...。Cinematic Colorのサイトが公開され、Siggraph 2012のコースノートが公開されています。

Cinematic Color : Motion-Picture Color Management
http://cinematiccolor.com/

私はまだダウンロードして2ページくらいつまみ食いしただけですが、かなり分かり易いです。