Final Cut Studio

本サイトのFacebookページで書いたことですが、改めてこちらで記事にしておきます。以前の記事「Apple ProRes 4444 XQ」で、ProRes4444XQをAfter Effectsに読み込みついて書いているのですが、実はAfter Effectsへの読み込みには問題がありました。テストで使用したのはAfter Effects CC(201)とCS6(当然ですがMac OS X版)ですのでそれ以外のバージョンではわかりません。


element-Vs

August 11, 2014
P1010985.jpg 書きかけ放置だった記事を発掘して野に放つキャンペーン実施中です。

むかーしこのブログでTangent WaveのiPad用コントロールパネルアプリ「vWave-Lite(関連記事)」というのを取り上げたことあるんですが、そのTangent Waveから今後はElementを模した「element-Vs」というのがリリースされました。今回はiPad以外にもAndroidにも対応しています。


前回の記事「Apple ProRes 4444 XQ」で、ProRes 4444 XQでの書き出しにはFinal Cut Pro XまたはCompressorが必要と書きましたが、FCPXだと読み込みのメディアフォーマットに限りがあるし*、折角の最高品質のフォーマットを試すのだから、R3DやARRI RAWからコンバートしてみたいという...平たく言えばNukeやAfter Effects、Smokeなんかで書き出したいわけです。

*FCPXだと読み込みがQuickTimeになるので(連番もがんばれば読めるんですけど、あくまで静止画の扱いで本流ではないので...)非圧縮でも10bit 4:2:2ということになり、ProRes 4444 XQの品質12bit 4:4:4を活かせません。

その方法ですが、まず最初にお断りとして、この方法はAppleが推奨する方法ではありませんし、場合によっては不具合が発生する可能性があります。この方法を試した結果事故や損害が発生しても、当サイト、サイトオーナーとそれが所属する組織は一切責任を負いませんので、かならず自己責任でお試しください。


Apple ProRes 4444 XQ

August 3, 2014
ちょっと前の話なんですが、AppleからProRes 4444 XQというフォーマットがリリースされました。ProResシリーズ最高の12bit 500Mbpsのビットレートを持つのが特徴。

Apple ProRes について
http://support.apple.com/kb/HT5151?viewlocale=ja_JP

このリリースノートのProRes 4444 XQの項目ってどう考えてもALEXA用に開発したんじゃないかって感じなんですけど(発表時に一瞬ARRIのリバースエンジニアリングをAppleが採用したのかと勘ぐったくらい)、案の定ARRIも真っ先に対応表明。これまた先走ってついにProRes収録もARRI 3K対応か?と一瞬頭をよぎったんですけど、現状の発表では相変わらずLogC収録は2K縛り。確かに現状のProRes 4444だと稀にカラコレやキーイングでブロックノイズが浮き出ちゃうことあるんですけど。


FilmConvert

October 6, 2012
最近、フィルムルックをかなり忠実に再現する必要に迫られまして、実写のフィルムグレイン素材なども検討してみたのですが、「FilmConvert」というソフトに行き着きました。

FilmConvet
http://www.filmconvert.com/

Pro版とStandard版があって、Pro版ではREDのコンバートが含まれています。さらにそれぞれにスタンドアロン版とプラグイン版があり、プラグイン版ではProがAfter Effects用、StandardがFCPX用となっています。Pro版は$249。思ったより高い...

このソフト、カラーグレーディングソフトではなくて、あくまで「既存のフィルムのルックを再現する」ことに徹したソフトです。Davinci ResolveやMagic Bullet Looksみたいことができるわけではありません。ユーザーで設定できるのはグレインの種類(実際のフィルムのリストから選択)とグレインの強度の設定、あとは色温度、露出、3ホイールの簡単なカラコレくらいです。カラーホイールはスタンドアロン版のみ。

この潔いまでの一点突破ツールなのですが、そのルックは目を見張るものがあります。


さよならFCPX

March 11, 2012
題名の通りですが、Mac miniからFCPXをアンインストールしました。FCPXは編集作業には使用していませんでしたが、「せっかく買ったのだから...」という消極的理由であるもののオフラインからのカットの切り出しや、ビデオコンテ、EOSムービーやAVCHDの変換、ラッシュチェック、修正箇所のマーカー付けなど、ちょっと高機能なQuickTimeビューワーとして使用しておりました。

ところが今月に入ったあたりから、ビューワーに何も表示されなくなり、その状態で再生させるとFCPXがフリーズという現象が発生し、とうとうその状態のまま元に戻らなくなってしまいました。プロジェクトファイルや初期設定などは一通り試しました。同じ現象ではないのですが、アップルのサポートのあったトラブルシューティングも試してみました。


Vimeoで見つけた、何気に便利そうなFCPXプラグイン「TOTAL ADJUSTMENT」。どんなものかと言えばAdjustment LayerをFCPXで使用できるというもので、このプラグインを適用するとテキストレイヤーとして読み込まれるのですが、その下にある全てのクリップにカラーコレクションやトランスフォームを適用するというものです。




これはBoston SuperMeet 2011での講演の様子で、Walter Murch氏がFinal Cut Pro Xについて語っています。私としてはWalter Murchが喋ってる最新映像見られるだけで嬉しいわけですが...

IMDb - Walter Murch:Filmographies
http://www.imdb.com/name/nm0004555/maindetails

Walter Murchは大ベテラン(というかエディタとしてはもう伝説に近いですよね)で、早い時期からデジタル編集への移行も積極的に行ない、常にフィルムの編集のために何が必要かを考え続けている人です。FCPがここまで業界でのシェアを延ばしてこれたのは、この人がAvidからFCPに乗り換えたという影響も大きいんじゃないでしょうか。

言葉を選んでますが、結構キツイこと言ってますね(SuperMeetなのにッ!)。


LiVE PLAY for iPad

August 4, 2011
Light IronからLiVE PLAY for iPadがリリースされました。発表されてから随分経ち...Appleによるアプリ審査中とのアナウンスがあってからもかなり時間が経ち...その後全然アナウンスもされなくなってしまったので何かの事情でリリースを中止してしまったのかと思っていたのですが、遂にiTuneストアで販売が開始されました。


少し前の話ですが、GenArtsからSapphire Edgeがリリースれました。$299と価格はかなりお安目。
ただし今回のリリースはFinal Cut Pro 7(とSONY Vegas)版でFinal Cut Pro X版は現在ベータテスト中です。体験版が同社サイトからダウンロードできますが、私はまだ試していません。FCP7にはSapphireが入ってるのでFCPX版まで待とうと思います。

GenArts - Sapphire Edge Overview
http://www.genarts.com/software/sapphire-edge/overview

YouTubeにSuperMeetでのSaphire Edgeのデモがアップされています。この中でFCPXでのSapphire Edgeのデモを見ることができます。