これまでクローズドテストしていましたが、HS_ProxyManagerのテスト版を一般公開しました。クローズドテストに参加いただいた方々ありがとうございました。
残念ながら現状考えられる全てのOS、AfterEffectsのバージョンの組み合わせでテストできたわけではないので、諸々問題も起こるかと思いますが、もし宜しければ使ってみてバグや問題点、使用感などお聞かせ願えればと思います。
以下にインストール方法と使用方法を簡単に書いておきます。
動作環境
Adobe After Effects CS3, CS4, CS5 Mac OS X / Windows
インストール方法
ダウンロードした.zipファイルを展開してください。展開後フォルダ「HS_ProxyManager_x.x.x」(x.x.xはバージョンナンバー)を開いて中のファイルを確認します。
- ScriptUI Panels/HS_ProxyManager.jsxbin
- HS_PROXY_RenderSetting.ars
- README.txt
ScriptUI Panelsの中身をAfter Effectsの「Script/ScriptUI Panels」フォルダにコピーします。以下にCS5のディレクトリの例:
(Mac OS X) /Applications/Adobe After Effects CS5/Scripts/ScriptUI Panels/
(Windows) C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects CS5\Scripts\ScriptUI Panels\
スクリプトに使用に際してはAfterEffectsの環境設定でスクリプトによるファイルの書き込みを許可する必要があります。AfterEffectsの「環境設定」> 「一般設定」を開き「スクリプトによるファイルの書き込みとネットワークアクセスを許可」をチェックしてください。
次に「レンダリング設定」をインストールします。「編集」-> 「テンプレート」-> 「レンダリング設定」を選択するか、レンダキューに既にコンポジションが登録されている場合はレンダーキューの「レンダリング設定」から「テンプレートを作成」を選択し「レンダリング設定テンプレートパネル」を開きます。
「レンダリング設定パネル」の下部にある「読み込み」ボタンをクリックしてファイルブラウザを開きます。Zipファイルに含まれていた「HS_PROXY_RenderSetting.ars」ファイルを指定して読み込んでください。
スクリプトの使用方法
スクリプトはAfterEffectsの「ウィンドウ」メニューから起動します。「ウィンドウ」> 「HS_ProxyManager.jsxbin」を指定してください。
初めて起動したときはウィンドウがフローティング状態で表示されます。AfterEffects本体のUIにドッキング可能ですので、好みの場所に配置することができます。このスクリプトのUIはアイテムパネルの横幅に見合うようにデザインされています。
[1/1] [1/2] [1/3] [1/4] [Main] [MakeProxy]というボタンが表示されており、その下に「Proxy Alpha Mode」というメニューがあります。
まず最初にプロキシを作成する必要があります。
アイテムを1つ以上選択し、「Make Proxy」ボタンを押します。プロキシを作成するには、プロジェクトの現状を保存する必要がありますので、上書きまたは別名で保存してください。
尚、アイテムは自動で判別され、プロキシ作成しないアイテムは除外されます。コンポジションとムービーフッテージ、静止画フッテージに適用されます。(除外されるのは「平面」「ヌル」「フォルダ」「オーディオ」です)
全てにプロキシを適用したいのであれば、アイテムを全て選択して「Make Proxy」ボタンを押しても構いません。
まず最初にプロキシを作成する必要があります。
アイテムを1つ以上選択し、「Make Proxy」ボタンを押します。プロキシを作成するには、プロジェクトの現状を保存する必要がありますので、上書きまたは別名で保存してください。
尚、アイテムは自動で判別され、プロキシ作成しないアイテムは除外されます。コンポジションとムービーフッテージ、静止画フッテージに適用されます。(除外されるのは「平面」「ヌル」「フォルダ」「オーディオ」です)
全てにプロキシを適用したいのであれば、アイテムを全て選択して「Make Proxy」ボタンを押しても構いません。
現状のプロジェクトの保存が終るとプロキシレンダリングの設定ウィンドウが表示されます。ここではレンダリングの出力モジュールを指定します。レンダリング画像の保存先は自動的に設定されるので、出力モジュールのみ選択してください。このウィンドウでは出力モジュールのカスタマイズはできませんので、予め使用したい出力モジュールを設定しておいてください。
設定後「OK」ボタンを押すとバックグラウンドでレンダリングが開始されます。(Terminalまたはコマンドプロンプトが表示されます) AfterEffectsではそのまま作業を続行できます。(メモリやCPUリソースに注意してください)「Skip '1/1' resolution rendering」のチェックボックスをオンにすると「1/1」解像度のレンダリングをしません。(「1/1」解像度は主にプリレンダリング用のプロキシ作成などで役にたつと思います)
レンダリング終了後に[1/1] [1/2] [1/3] [1/4]ボタンを押すとそれぞれの解像度のプロキシが適用されます。[Main] ボタンを押すとプロキシが解除されます。このときプロキシは削除されませんので、再度プロキシを設定することも可能です。
プロキシがアルファチャンネルを含む場合には「Proxy Alpha Mode」で切り替えが可能です。デフォルトでは「Auto(Guess)」になっています。これは日本語環境ではアルファの「自動設定」です。もしレンダリング時に指定したアルファモードと異なるモードで読み込まれた場合には、ここの設定を適宜切り替えてみてください。
プロキシがアルファチャンネルを含む場合には「Proxy Alpha Mode」で切り替えが可能です。デフォルトでは「Auto(Guess)」になっています。これは日本語環境ではアルファの「自動設定」です。もしレンダリング時に指定したアルファモードと異なるモードで読み込まれた場合には、ここの設定を適宜切り替えてみてください。
フォルダについて
プロキシのレンダリング画像はAfterEffectsのプロジェクトファイルの保存先と同じフォルダ階層に「(_HS_proxy_)」というフォルダが作成され、保存されます。このフォルダ内にはAEのプロジェクトファイル名を含んだ「(myProject.aep)」といったフォルダが自動的に作成されます。
このフォルダ内にはプロキシのレンダリングに使用したテンポラリファイルと、実際のプロキシデータが含まれています。このフォルダ内はスクリプトで動的に削除されたり書き換えられたりしますので、この中にユーザーが任意のファイルを保存することは絶対に避けてください。
もし、プロキシファイルが不要になったりした場合には「 (myProject.aep)」の階層以下を削除してください。またプロキシごとプロジェクトファイルを引き継ぎたい場合には、プロジェクトファイルと一緒に「 (_HS_proxy_)/(myProject.aep)」を一緒に渡すことでプロキシを引き継ぐことができます。
ただし、プロジェクトファイルを別のプロジェクトにインポートで読み込んだ場合には正しくプロキシが認識できませんので、新たにプロキシを作り直す必要があります。
このフォルダ内にはプロキシのレンダリングに使用したテンポラリファイルと、実際のプロキシデータが含まれています。このフォルダ内はスクリプトで動的に削除されたり書き換えられたりしますので、この中にユーザーが任意のファイルを保存することは絶対に避けてください。
もし、プロキシファイルが不要になったりした場合には「 (myProject.aep)」の階層以下を削除してください。またプロキシごとプロジェクトファイルを引き継ぎたい場合には、プロジェクトファイルと一緒に「 (_HS_proxy_)/(myProject.aep)」を一緒に渡すことでプロキシを引き継ぐことができます。
ただし、プロジェクトファイルを別のプロジェクトにインポートで読み込んだ場合には正しくプロキシが認識できませんので、新たにプロキシを作り直す必要があります。
既知の問題点
After Effects CS5 ではプロダウンメニューがScriptUIのパネルの境界を超えて表示できません。またプルダウンメニューを表示したままパネルのサイズを変更すると、スクリプトがフリーズします。この場合にはHS_ProxyManagerを再起動(一度スクリプトのUIを閉じて再度スクリプトを実行する)してください。この問題はAfterEffectsの仕様が関与しているので、修正の目処がたっていません。UIデザインを変更することで対応するかもしれません。
ダウンロード
こっちのサーバーにCMSをインストールすんの面倒だったので現在Google Siteにて配布中。
ダウンロードと詳しい情報は以下のサイトをご覧ください。
HS_ProxyManager