3D, VFX

今日Ctrl+Alt+Shift+SキーでCompositeのパフォーマンスモニターが表示できるってことを教えてもらった...ただそれだけ。

compositepfm.png



[関連記事]
CompositeでマルチレイヤーのOpenEXR
Maya 2011 Compositeを使ってみる
Composite Pixel Expressions
Composite(Toxik)のライト


先日のPixel Benderで作成したAfter Effects用リライティングプラグインのデモムービーをVimeoにアップ。プラグインちょっと弄ってみたら結構色々できそうな気がしてきた...本来作らなきゃ行けないものは普通の2D画像処理エフェクトなんだけど、2.5Dリライティング系は結構はまりそう。こうなってくると各種マテリアルシェーダーもちゃんと実装したいところ。


次はこの辺を試してみたい。
(このブログ良く参考にさせていただいてます...大学の講義関連の資料みたいですけど)


Pixel Bender 3D

March 9, 2011
Pixel Bender 3Dのベータ版がAdobe Labsにてリリースされました。

Adobe Pixel Bender 3D

Flash 3DのAPIに組み込まれて、FlashやAIRでサポートするようです。After Effectsでのサポート状況などはまだわかりません。(まだダウンロードもしてないので)

Pixel Benderによって、Flashでも加算や乗算、オーバーレイなどのレイヤー合成、様々なエフェクトの作成も可能になってしかも32bpcで演算、エスクテッドレンジも扱えるし、ECMAScript準拠のActionScriptで自動化やエクスプレッションも可能...おまけにタイムシートと同じスタイルで編集できるインターフェースなのでセルアニメに向いてるかもしれません。しかもベクター形式なら解像度非依存だし。もちろん通常はレンダリング前提ですが、場合によってはそのままFlashで書き出してWeb公開も可能。今回のPixel Bender 3Dで3Dオブエジェクトも扱えるようになって、しかもAfterEffectsの半額。

現状ではPixelBenderとActionScriptでの開発が必須になりますけど、ActionScriptは先にも書いた通りECMAScript準拠なのでAfterEffectsのJavaScriptからの移行は難しくないと思います。以上勝手な印象でした。



New Features in Nuke 6.3

February 20, 2011
VFXTalk経由の情報です:
Nuke 6.3(2011年夏リリース予定)のムービー(The Foundry MasterClass)がYouTubeにアップされました。



新機能リスト自体は以前から公開されていましたが、一応書き出しておきます。


NukeのLenscareの話 (2)

February 17, 2011
ant_acb_0001.jpg

NukeでLenscareを使う場合のノートその2です。
NukeのZ-BlurではOpenEXRのDepthチャンネルを直接指定できますが、LenscareではRGBチャンネルにDepthバッファが入ってないといけません。普通はShuffleノードで簡単解決なのですが、OpenEXRのDepthの値は作成した3DCGソフトによって異なります。無限遠の値の持ち方も色々で、場合によってはLenscareの「FL Depth Of Field」で使用する際には適宜Depth用のピクセルの値を調整してやらないといけません。


マッチムーブ(3Dカメラトラッキング)ソフトから出力したデータをAfterEffectsに読み込みました。たんにトラッキングポイントとカメラのデータなのにやけに時間がかかりました。やっと読み込み終えたものの、AfterEffectsが反応しません。フリーズしたのかと思い仕方なく強制終了させようかと思った瞬間、AfterEffectsが息を吹き返して画面を表示してくれました。


Peregrine Labs Bokeh

February 4, 2011
Peregrine LabsによるThe Foundry Nuke用の新しい被写界深度プラグイン「 Bokeh」のベータテストが開始されています。現在Mac版とLinux版のテストが開始されいて、参加希望者はメールにて申し込みできます。ウェブサイトによるとこのプラグインの特徴は

  • 様々なレンズ形状、ユーザーの用意した画像にも対応
  • レンズブルーミング
  • 球状およびクロマ収差の再現
  • 実際のレンズを再現したF-stop, FocalLengthの設定
  • より精密なコントロールのために、フォーカス範囲やレンズ形状を視覚化
  • フローティングポイントデータを完全サポート
  • マルチコア、SIMDに最適化
  • 新しい画像スライス技術によって、これまでの後処理による人工的な被写界深度を避ける
  • 対応システム Nuke 6.2v2 64bit MacOSX / Linux (Windowsは近日サポート予定)

とりあえず申し込んでダウンロードしてみましたので、明日インストールして試してみたいと思います。

Peregrine Labs
http://peregrinelabs.com/


[関連記事]
NukeのLenscareの話
NukeのLenscareの話 (2)
レンズボケについて


ProEXR

January 29, 2011
先日の記事「AfterEffectsでOpenEXR」ですが、やはりAfterEffectsの標準機能では解決しないようです。解決にはサードパーティのプラグインfnord softwareProEXRプラグインを使うというのが一番の近道のようです。もともと標準のOpenEXR用プラグインもここのフリープラグインが採用されているので、標準といっても差支えないのでしょうが、ProEXRは有償で95ドル。15日間の試用期間があったので、試してみました。



NukeのLenscareの話

January 23, 2011
私は個人的にでデフォーカス系はAfterEffectsでもNukeでもFrischluft Lenscareがお気に入りなのですが、NukeでLenscareを使う際に「FL Depth Of Field」で時折相談されるトラブルがあるのでメモ程度に残しておきます。

問題になるのはDepthの設定です。Lenscareには「FL Out Of Focus」と「FL Depth Of Field」という二つのプラグインがあり、「FL Depth Of Field」ではDepthマップによるフォーカスの調整が可能です。DepthマップはRLAフォーマットやOpenEXRで使用可能な被写界深度用のチャンネルです。Nukeの場合はNukeの3Dコンポジットから生成することも可能ですし、グラデーションで作成してしまうことも可能ですが、今回はOpenEXRのDepthを用いることを前提にします。



postproductionworkflowcover.jpg年末に「ポストプロダクションワークフロー -Fix It In Post日本語版-」(ボーンデジタル刊)がAmazonより到着。題名の通り「Fix It In Post」の邦訳版です。ポスプロでのワークフローを説明し、何がどのように修正・加工できるかを説明したものです。

映像制作におけるVFX関連の説明ではなく撮影されたフィルムをどのように修正するか、カラコレやグレイン除去などの手法やフィルム/テレビでの映像信号の特性などに多くの説明が割かれています。特定のアプリケーションに依存した説明はほとんどないので、これで何かソフトの使い方をおぼえるといった類いの書籍ではありません。起こりうる問題に対してどのようなアプローチで解決するかということがテーマごとに述べられています。