3D, VFX

AfterEffectsのproxy(プロキシ)用のスクリプトを作成中なのですが、事前にAEのプロキシについて説明することにしました。なぜこのようなエントリを書き始めたかというと、結構周囲に「After Effectsでプロキシを使ったことがない」という人が多かったんです。中には「それなに?」って人もいましたし。 

実際に私もあまり積極的には使用していませんでしたので、偉そうにこういうエントリ書くのも気が退けますが。なにせAfterEffectsのプロキシはお世辞にも使い易いとは言えないのです。積極的に使用している人がそれほど多くないために現場でも目にする機会が少ないのではないかと思います。恐らく使い始める動機としては、大きなサイズのフッテージを扱う上で著しいパフォーマンス低下やメモリ不足に起因するエラーが起こって初めて使用するという感じなのではないでしょうか?

実際にAfterEffectsではプロキシをどうのように使い、どこが使いにくいのかを説明してみます。



VES Handbook Kindle Edition

December 27, 2010
VES Handbookがあまりに重いのでKindle版買っちゃいました。重いので自分のデスク回りから持ち出すこともなかったんですが、ちょっと移動時間や待ち時間などに読みたいなと思って。ちなみにまだ第3章と第6章しか読んでません。

あとついでに自分の部屋がモニター調整の関係で暗いので、紙の文章を読みづらいのです。iPadならバックライトあるのでこの点も便利。Kindle3Gは軽くて持ち歩きは全く苦にならない上にバッテリが2〜3週間持つので、基本的に購入済みの書籍は全部Kindle3Gに入れておくという感じ。Kindle3GはEInkがモノクロなのですが、iPadのKindleなら勿論カラーで図版も参照できます。Kindleのいいところは、同じアカウントであればすべてのKindleデバイスで購入済みの書籍はもちろん、ブックマークやマーカー、メモ、最後に開いていたページを同期できること。文字の大きさも変えられますし、図版はタップすれば拡大表示してくれます。今のところKindleは電子書籍リーダーとしては、頭一つ飛び出した使い易さです。

自分で裁断してスキャンするというのも考えたのですが(幸いでかい裁断機とスキャナがあるので)、スキャンして書籍は画像データとなるのでiPadなどのビューワ(iBookとかGood Reader)ではページ数の多いものはちょっとページをめくるたびに処理待ち時間が発生してしまい(VES Handbookは900ページ超)、これがばーっとページをめくって探し物をするときに結構ストレスになるんです。

書籍版はAmazon.co.jpでも購入可。Kindle版はAmazon.comで購入できます。



Composite(Toxik)のライト

December 9, 2010
すみません、どなたかご存知だったら教えて欲しいのですが...
Autodesk CompositeのDirectional Lightで光源の方向が逆になってしまう現象が起こってます。勿論モデルの法線の方向などは確認済みです。インポートしてFBX以外にComposite内で作成したGeometoryも逆になります。

directionalLightInComposite.jpg

MayaなどからFBX経由で光源ごとインポートした場合にはちょっと問題になりそうなんですけど、これって仕様?(...なわけないですよね)


VFX Talkに投稿されていたNuke用のPythonスクリプト「Flame Connect Beta」を紹介。
このScriptはNukeのノードコネクションをFlame(というか、いわゆるAutodesk系)のようにゼスチャで行なうというスクリプトです。Flame使ったことがないとピンとこないかもしれませんが... nukepediaに投稿したようですが、まだ反映されていないとのことで、ダウンロード可能になり次第告知してくれるとのこと。私自身はFlameなんて随分触ってませんが、ちょっと試してみたい。でもこういうカスタマイズすると出先の作業で苦労するんですよね...(やっとノードぶん回し癖が抜けてきたのに)
(追記: nukepediaで公開されましたので下記にダウンロードリンクを追加してあります) 

Nuke Flame Connect, python script

Nukepedia - flameConnect 





Nuke関連書籍

November 5, 2010
Amazon.comを覗いていたらお勧めされた書籍の中に「Nuke 101: Professional Compositing and Visual Effects」なるものがありました。どうやらNukeユーザー向けの書籍が発売されるようです。発売は2011年3月、言語は英語、ページ数が464ページなのでそれほど分厚くはなさそうですが、具体的な内容はまだわかりません。 Amazon.co.jpでも予約受付中みたいです。私はもう少し情報が出て来てから考えます。464ページで初心者ターゲットだと基本的な使い方だけで終っちゃいそうですし。すごく突っ込んだ内容だといいなぁ。



Nuke 101: Professional Compositing and Visual Effects
Ron Ganbar
Peachpit Press
売り上げランキング: 90209


Frischluft Lenscare

November 4, 2010
FrischluftのAfterEffects/OFX用プラグイン「Lenscare」がアップデート。
Irisマスクに画像が使用できるようになっています。OFX版がバージョン1.44、AE版が1.46です。ブログに載せる予定でもなかったんですが、ちょっとAEとNukeでCustom Irisの具合を比較しておきたくてスクリーンショット撮ったので、とりあえず載せておきます。


CS5VisualEffectsandCompositingStudioTechniques.jpg
Amazon.comより「Adobe After Effects CS5 Visual Effects and Compositing Studio Techniques (Adobe Press)」が到着しましたので、ちょっとレビュー。この書籍はAdobe Pressの「Studio Techniques」シリーズの最新版です。過去のバージョンからの読者にはおなじみかと。ちなみに前バージョンは「Adobe After Effects CS4 Visual Effects and Compositing Studio Techniques」でこれは邦訳「After Effects CS4 スタジオテクニック(ボーンデジタル)」も出版されています。


mayacomposite-p1.png

Mayaにはバージョン2010より、これまでToxikという製品で販売されていた(現在は販売終了)コンポジットツールがMaya Compositeとして付属しています(3DS Maxなどにも付属するので正しくはAutodesk Composite)。あまり使うつもりはなかったのですが、ちょっと触っておいた方がよさそうなので、今のうちに基本的なところだけでも習得してみようとMaya2011の体験版をダウンロード。