Jupiter Jazz AtomKraft は本当に週刊アップデート状態で、このたび1.1.4がリリース。しかもマイナーアップデートなのにバグフィックスや最適化に留まらず新機能や新ノード追加されてたりするから油断ならない。
AtomKraft Version 1.1.4 for Nuke / Full Version
http://atomkraft.hk/nuke/full
AtomKraft Version 1.1.4 for Nuke / Full Version
http://atomkraft.hk/nuke/full
最近のアップデートでは最適化やバグフィックスメインだったのですが、今回の1.1.4ではレンダリングエンジンが3Delight 10.0.39にアップデート、新ノード「AtomStandardMaterial」と「AtomBlend」が追加、その他レイトレーシングの改善などの諸々の修正...と盛りだくさん。さすがにアップデートとは言えプロジェクトで使用中にアップデートできないんじゃなかろうかという内容。
私は残念ながらこの週末はAtomKraftでレンダリング中(2カットのみのプロジェクトなんだけど)だったりするので、まだ本バージョンは試せていません。あしからず...
余談ながらAfter Effects CS6でレイトレーシングによる3Dレイヤーのレンダリングが可能になりましたが、「AtomKraft for After Effects」がリリースされれば、CS6のレイトレーシングよりは高画質になるかと思います。シェイプの押し出ししかできないのに対して、AtomKraftであれば外部からオブジェクトやオブジェクトシーケンスを読み込み可能、3Delightのレンダリングエンジンでカスタムシェーダーも使用可能。ただ速度面ではGPUレンダリングが可能なAfterEffectsのレンダリングの方が速いと思われます。AfterEffectsで押し出し成形したシェイプがAtomKraftでレンダリングできるのかは不明。ちなみにCS6では従来のPhotoshop 3D形式の読み込みとレンダリングはサポートされないそうです(使ってる人みたことないですけど...)。
さらに脱線すると、Photoshop CS6もMercury Graphics Engine対応みたいなので、CS6シリーズ使うならMercury Graphics Engine対応のQuadroかGeForceがよさそうです。ちなみにAtomKraft(というか3Delight)はGPU非対応。
NVIDIA - Adobe Creative Suite 6用 NVIDIA GPU
http://www.nvidia.co.jp/object/after-effects-cs6-jp.html
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