随分前に紹介したColorMunki Photo(関連記事:x-rite ColorMunki Photo)ですが、付属しているキャリブレーションソフトがほとんどアップデートもされない状態です。もちろん基本的な動作に支障はないのですが、あまりにも大雑把なキャリブレーション設定で細かい設定はできません。また測定結果を詳細に比較することもできません。
そこで以前から気になっていたArgyll Color Management Sytemを使ってみました。オープンソースのカラーマネージメントシステムで、Mac,Windows, Linuxに対応しています。もともとはLinuxでのモニターキャリブレーションについて調べているときに行き当たったソフトなのですが、対応ハードウェアにColorMunkiも含まれていたので、とりあえずMacで試してみました。
Argyll CMS
http://www.argyllcms.com/
そこで以前から気になっていたArgyll Color Management Sytemを使ってみました。オープンソースのカラーマネージメントシステムで、Mac,Windows, Linuxに対応しています。もともとはLinuxでのモニターキャリブレーションについて調べているときに行き当たったソフトなのですが、対応ハードウェアにColorMunkiも含まれていたので、とりあえずMacで試してみました。
Argyll CMS
http://www.argyllcms.com/
Argyll CMS自体はターミナルで操作するCUIベースのソフトウェアなのですが、専用のGUI「dispcalGUI」が別途開発頒布されているので、これを利用させてもらいました。
dispcalGUI
http://dispcalgui.hoech.net/
dispcalGUIを使用すると測定結果をグラフィカルに表示できるようになります。
GUIは不要だという方も、dispcalGUIのマニュアルはAgryll CMSのオプションについてわかりやすく説明されているので、参考になると思います。
Argyll CMSとdispcalGUIをわざわざ導入するメリットを上げてみると...;
- ColorMunki Photoの付属ソフトウェアがそのハードウェアの性能を活かし切れていない。
- 標準の付属ソフトやドライバがほとんど更新されないのに対して、Agryll CMSは頻繁にアップデートされている。
- Mac, Windows, Linuxに対応...(FlameでもMacやWindowsマシンと同じCMSを使える!!)
- 測定結果の詳細な情報を見ることができる
注意点としては、より正確なキャリブレーションを行うためには、モニター自体がOSD(ハードウェアで輝度などの調整が可能)に対応している必要があります。
使い始めたばかりなのですが、機会があればもう少し設定内容をよく調べてまた改めて記事にしてみたいと思います。
[関連記事]
x-rite ColorMunki Photo
Color Correction Handbook (2nd Edition)