CompositeでマルチレイヤーのOpenEXR

April 26, 2011
いつかComposite(Toxik)の基本的なことを書こう書こうと思ってメモやスクリーンショットを残していたのですが、今頃やっと公開。なんかComposite自体の将来も怪しい感じ(これについてはまた別の記事にしようと思ってますが)になってしまいましたが、とりあえず第一弾でCompositeでマルチレイヤーのOpenEXRを読み込む時のメモ。

Composite 2010からOpenEXRの読み込みが(Toxik時代とは)ちょっと変わりました。CompositeでマルチレイヤーのOpenEXRを読み込みたい場合は、Import時に右クリックでメニューを呼び出して「Import All Channels」を選択。特別なBatchノードは不要。これでGroupノード内にまとめられた形で読み込まれます。簡単ですね(マニュアルにもこれ以上のことは書いてありません)。フッテージのノードはレイヤーの数存在することになります。NukeやAfterEffectsのように、1度だけフッテージを読み込んでからチャンネルを選択するというのとはちょっと異なります。

toxexrmul1.png

ノードの下にあるピアノの鍵盤のようなものが各レイヤーの出力。パッと見、選択しずらそうですけど本当に選択しずらいです。(縦方向ノードツリー設定です:横方向の場合には右側にある)

toxexrmul3.jpg

グループノード内はこんな感じです。

toxexrmul4.jpg

特定のレイヤーに限定して読み込みたい場合は、通常のImportで読み込んでからOptionでレイヤーを選択しても可。

toxexrmul2.jpg

個人的にはレイヤーが選択しずらいので全レイヤー読み込んでから、グループを「Open」コマンドでぶちまけたほうがもいいんじゃないだろうかという気がするんですが、Mac版(Windows版は知らない)ではグループ内のノードとグループ外のノードを「Shift+ゴッツン」でくっつけようとすると100%クラッシュしちゃいます(普通にノードコネクタ引っ張って繋げる分には大丈夫)。

toxexrmul5.png

なので一度Ungroupしてしまって、必要なレイヤーに対して基本的なノードコネクションを設定してから、再度Group化すれば、必要なOutputのみになるのでいいかもしれません。これが本当にいいのかはあまり使い込んでないのでなんとも言えない感じですが...

toxexrmul6.jpg

Compositeは周辺でも誰も使ってないし、このソフトの使用を指定された仕事も頂いたことないんで、こんな記事をおもしろがってくれる人がどれだけいることやら...とりあえず2−3回分の記事書いてみようと思います。

[追記] OpenEXRのDataWindowは無視されてDisplayWIndowだけが適用されるようです。マニュアル検索してみたんですが、DataWindowに関する記述はありませんでした。


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