3D, VFX

アナモルフィックレンズの特性についてもう少し追記しようと思いました...が、まずは私の知る限りでレンズフレアについて簡単に書いておきます。レンズフレアの出方はレンズの構成によっても非常に多彩で、私には細かな現象まで理解できてるわけではありません。悪しからず...


Sapphire v6

August 11, 2011
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GenArtsからメールで告知がされていますが、Sapphire v6の情報が公開されました。


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合成時によく見かける間違えた使い方に「アナモルフィックレンズ特有の効果」があります。どういうものかずばり言えばレンズフレア。格好いいという理由だけでアナモルフィックレンズ特有の設定を使用しちゃいましたというものです。実際にはアナモルフィックレンズはその特性上、撮影時に厳密にその使用/不使用を決定しているはずなので、不用意に「見た目」だけで使用するとせっかくの選定を台無しにしてしまう可能性がありますし、やっぱり同業者目線で見られたときに恥ずかしい...


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ちょっと紹介するのが遅くなってしまいましたが...私はfoton(フォートン)というフォトレタッチで有名なデジタルイメージングスタジオのブログの更新を割と楽しみにしているのですが、先日更新された「4K・HD movie retouching techniques」が非常に興味深かったので紹介しておきます。


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少し前にVideo Copilot自身がリークしてましたが、Optical Flares for Nukeが6月21日のDMALAユーザーグループでプレゼンテーションされるそうです。あと、AfterEffects用の新プラグイン(コードネーム:Atom)も発表されるとのこと。

VIDEO COPILOT BLOG: New Plug-in and LA Presentation
http://www.videocopilot.net/blog/2011/06/new-plug-in-and-la-presentation/

Nukeユーザーとしてはかなり嬉しいニュース。わざわざOptical FlaresのためにAfter Effects立ち上げる必要がなくなる...!!ってだけでも買いだと思いますが、気になるお値段はまだ未発表。これでOptical FlaresがAE/Nuke共通で使えるようになると、Knoll Light Factoryはかなりピンチだと思われますが...



The HDRI Handbook 2.0

May 28, 2011
hdrihandbook2point0.jpg 前回投稿した記事「AfterEffectsでのリニア合成のお話(1)」を書くにあたって参考になった書籍が「The HDRI Handbook: High Dynamic Range Imaging for Photographers and CG Artists」というちょっと古い本なのですが、これの改訂版「The Hdri Handbook 2.0: High Dynamic Range Imaging for Photographers and Cg Artists」が11月に発売されるようです。


BlenderでPointPass(3)

May 10, 2011
前回からの続き。どうやらBlenderではレンダリング時ピクセルに負の値を持てないらしく、Point WorldをそのままNukeに読み込んでも正しく3D空間でのピクセルの位置が再現できませんでした。今回はその暫定的な解決策を書いてみます。


前回は思いつきでやってみて、途中で放り出した感じでしたが、再度、何が問題なのか切り分けながら検証してみました。

まずはCameraが変な方向向いちゃう件ですが、これは変換すれば大丈夫だろうと思ったものの、アニメーションさせると予期しない状態になってしまったり、どうもBlender自体のFBXエクポートを怪しい感じです。FBXエクスポートのソースなどは見てないのですが、検索してみるとどうやらFBXの出力は色々問題があるみたいです。リライティングだけならとりあえずポジションでればいいからこれは放置。

そして驚きの事実。Blenderのピクセルは負の値を持てない...っぽい。ひょっとすると何か方法があるのかもしれませんが、普通にやると駄目でした。以下に簡単に検証手順を載せておきますので、何かご存知あるいはお気づきの方いらしたら教えてください。


BlenderでPointPass

May 7, 2011
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ふとBlenderでPointPass出せないかと思ってやってみた。BlenderはPPass出力オプションがないので、グローバル座標をマテリアルに焼き込んでOpenEXRでレンダリングしたものをNukeに読み込み、Phongシェーダーを使ってライティングしたのが上の画像。


いつかComposite(Toxik)の基本的なことを書こう書こうと思ってメモやスクリーンショットを残していたのですが、今頃やっと公開。なんかComposite自体の将来も怪しい感じ(これについてはまた別の記事にしようと思ってますが)になってしまいましたが、とりあえず第一弾でCompositeでマルチレイヤーのOpenEXRを読み込む時のメモ。