NukeのZ-BlurではOpenEXRのDepthチャンネルを直接指定できますが、LenscareではRGBチャンネルにDepthバッファが入ってないといけません。普通はShuffleノードで簡単解決なのですが、OpenEXRのDepthの値は作成した3DCGソフトによって異なります。無限遠の値の持ち方も色々で、場合によってはLenscareの「FL Depth Of Field」で使用する際には適宜Depth用のピクセルの値を調整してやらないといけません。
私は個人的にでデフォーカス系はAfterEffectsでもNukeでもFrischluft Lenscareがお気に入りなのですが、NukeでLenscareを使う際に「FL Depth Of Field」で時折相談されるトラブルがあるのでメモ程度に残しておきます。
問題になるのはDepthの設定です。Lenscareには「FL Out Of Focus」と「FL Depth Of Field」という二つのプラグインがあり、「FL Depth Of Field」ではDepthマップによるフォーカスの調整が可能です。DepthマップはRLAフォーマットやOpenEXRで使用可能な被写界深度用のチャンネルです。Nukeの場合はNukeの3Dコンポジットから生成することも可能ですし、グラデーションで作成してしまうことも可能ですが、今回はOpenEXRのDepthを用いることを前提にします。
最近ちょっと話題になっていた「Rarevision 5DtoRGB」というMac用のソフトを使用してみました。簡単に言ってしまえばCanon EOS 5Dなどで撮影したMPEGファイルをDPXまたはQuickTime ProResに変換してくれるというものです。現在このソフトはMac版が無償公開されています。将来的にはLinuxやWindowsへの移植も行ないたいとのこと。
Amazon.comを覗いていたらお勧めされた書籍の中に「Nuke 101: Professional Compositing and Visual Effects」なるものがありました。どうやらNukeユーザー向けの書籍が発売されるようです。発売は2011年3月、言語は英語、ページ数が464ページなのでそれほど分厚くはなさそうですが、具体的な内容はまだわかりません。
Amazon.co.jpでも予約受付中みたいです。私はもう少し情報が出て来てから考えます。464ページで初心者ターゲットだと基本的な使い方だけで終っちゃいそうですし。すごく突っ込んだ内容だといいなぁ。
After Effects CS5から64bit対応になり、4GB制限がなくなりRAMプレビューができるとか、大きさフッテージを展開できるとか、私としてもかなり喜ばしいことなのですが...しばらく使ってみると、AEの占有するメモリ量が半端なく、HD(1080 16bit flaot/32bpc)でしばらく使用するとAfterEffectsが使用するメモリは19GBにまでなっていました。もちろん環境設定で使用メモリの制限やディスクキャッシュの設定はできますが...何食ったらそんなにでかくなのかわかりません。