vWave-Lite

November 12, 2010
Apple Colorのコントロールサーフェースを販売しているTangentWave社からiPad用のコントロールサーフェースアプリ「vWave-Lite」がリリースされました。これは3つのトラックボールとホイールをシミュレートしたものです。今回のリリースはLiteということで、単純にホイールとトラックボールだけです。

App自体はLiteという名前から想像できる通り、無料で配布されています。このAppは単体では動作せず、Apple Color用のドライバが必要になります。ドライバはユーザー登録(氏名とメール)を登録して申請するとダウンロードリンクがメールにて送付されてきます。
ドライバインストール後にColorの「Setup」タブの「User Prefs」でコントロールサーフェースの選択をします。

AppleColorUserPrefs.jpg

Show Control Surface Dialog」を押してインストールした「Tangent Color Plugin v3.8」を選択。あとはvWave-Liteを起動すれば使えます。

AppleColorCtrlSurfaceSetup.jpg

思ったよりも動きは滑らかです。実際のコントロールサーフェースと比較すると、ちょっと遅れる感じはありますが、充分実用範囲です。当然ですが、プレビュー再生中でもコントロールできます。Colorはプレビュー再生中はGUIのコントロールを受け付けてくれないので、再生中にコントロールするにはコントロールサーフェースが必要だったんですが、これで解決です。2つ以上のボールやホイールの同時操作も可能です。

問題点は、基本的に同社のハードウェアトラックボールを模したデザインになっているのわけですが、手で触ってトラックボールやホイールが認識できるわけではないのでトラックボールなどの位置がわかりませんし、トラックボールとホイールの区別もつきません。リセットボタンを誤って押すことも多いです。

iPadを持っているのでしたら無料なのでとりあえず試してみることをお勧めします。Colorは機能的にも少し古く感じられるようになってきてますので(次のFCSでは全く別のGUIになったりFCPに統合されてなくなったりしてそうですし...)、ちょっと別途専用のコントローラーを入れる気にはなれなかったんですが、これで暫くいけるかなという気がします。
もし機能を強化した有料版が出てくれたらすごく嬉しいですけど。