書きかけ放置だった記事を発掘して野に放つキャンペーン実施中です。
むかーしこのブログでTangent WaveのiPad用コントロールパネルアプリ「vWave-Lite(関連記事)」というのを取り上げたことあるんですが、そのTangent Waveから今後はElementを模した「element-Vs」というのがリリースされました。今回はiPad以外にもAndroidにも対応しています。
むかーしこのブログでTangent WaveのiPad用コントロールパネルアプリ「vWave-Lite(関連記事)」というのを取り上げたことあるんですが、そのTangent Waveから今後はElementを模した「element-Vs」というのがリリースされました。今回はiPad以外にもAndroidにも対応しています。
element-Vs - Tangent Wave
http://www.tangentwave.co.uk/products_element_vs.asp
対応アプリケーション
element-Vsに対応したアプリケーションは以下のページで確認できます。element-VsはTangent Hub経由でホストアプリケーションと接続します。接続後はホンモノのTangent Elementと同じものとして扱われますので、下のリストでElementとTangent Hubの両方に対応していれば使える筈です。Applications - Tangent Wave
http://www.tangentwave.co.uk/applications.asp
ざっと見てみると、SpeedGrade, SCRATCH, Lustre, DaVinci Resolve, Baselight, Nucoda...って大概のものには対応してるようです。加えてインストール後にはプリセットメニューにFinal Cut Pro XとPremiere Pro CCが入ってました(目玉の3xトラックボールが使えませんけど)。
iPad/Androidアプリをダウンロード
うちには古いiPadしかないので、対応OSが不安だったのですが、嬉しいことにiOS 4.3以降に対応(2014年7月に出たアプリとか思えない)。Free(無料)版と有料版があって、有料版は9,800円。Free版は機能制限はありませんが、1日に1時間しか使えないという絶妙な制限がかかっています。element-Vs -Tangent Wave Ltd.
https://itunes.apple.com/jp/app/element-vs/id777605898?mt=8
element-Vs Free -Tangent Wave Ltd.
https://itunes.apple.com/jp/app/element-vs-free/id784416760?mt=8
ちなみにAndroid版はGoogle Play経由で購入できます。こちらも有料版と無料版がありますが、有料版はiPad版よりやや高いですが、Androidのタブレット持っているならこちらを購入すればMac, Windows, Linux全てで使えるのでお得かもしれません。
element-Vs -Tangent Wave Ltd.
https://play.google.com/store/apps/details?id=uk.co.tangentwave.element_vs&hl=en
element-Vs Free -Tangent Wave Ltd.
https://play.google.com/store/apps/details?id=uk.co.tangentwave.element_vs_free&hl=en
Tangent Hubをインストール
PC側にTangent Hubをインストールします。これに含まれるTangent Mapperでelement-VsとPCをWifi経由でペアリングするという仕組みです。Tangent Hubは以下のURLからダウンロードできます。
Support - Tangent Wave
http://www.tangentwave.co.uk/support.asp
Tangent Hubのインストールが終わるとTangent Mapperというアプリケーションが一緒にインストールされます。
Mac+iPadでの設定手順を簡単に説明すると、まずiPadのelement-VsとTangent Mapperを両方起動した状態にします。この状態でTangent Mapperの「File」メニューから「Panel Configuration...」を開いて、「Enable Paring Mode」のボタンを押すと、近くのiPadと接続されます。
これでelement-Vsの準備ができたので、対応アプリケーションでelement-Vsがコントローラーとして使えるようになります。
使ってみる
手元にあるDavinci ResolveとSpeed Gradeで使ってみました。Davinci Resolve 11の場合は環境設定のコントローラーをTangent Device Elementにすると、先ほどペアリングしたelement-Vsが利用可能になります。Speed Gradeは何もしなくてもelement-Vsが繋がってれば使えます。個人的にはUIのせいか、Speed Gradeの方が快適でした。プレイバック中の操作も快適。これは手放せない感じです。Davinci Resolveも決して操作性が悪いわけではありません。あくまで慣れと好みの問題。
欠点としては以前vWave-Liteのときにも書いたのですが、実際のデバイスと違って物理的な形状を指先で確認できないので、イチイチ手元を見ないと操作できないこと。また操作してる時にトラックボールのつもりでホイール回しちゃったりといった問題は相変わらずです。これはもう仕方ないことなので諦めてますけど。
そんな欠点がありながらも、カラコレ系のアプリケーションで採用されているカラーホイールのインターフェースは、トラックボール以外(マウスとかタブレット)だと絶望的に操作しずらいので、element-Vsがあるだけでもかなり快適に操作できます。タブレットなので完全コードレス、使わないときはしまっておけるのも便利。
Free版で色々試していたら、試用期限の1時間が経ってしまい、あえなく強制終了。もう面倒なので、まんまと買っちゃいました。
[関連記事]
Dale Grahn Color
Tangent Device Element
カラーコレクションハンドブック第2版 -映像の魅力を100%引き出すテクニック-