Blackmagic Pocket Cinema Camera対象のファームウェアアップデートがありました。今回はヒストグラム表示とかで実質的にかなり使い勝手が向上しそうなアップデート。前回は面倒でパスしていたんですが、今回は張り切ってアップデートしました。ところがうっかり電源ケーブル引っこ抜いちゃったんです...ありがちな話ですが。正確には電源を接続していた電源タップのスイッチを切ってしまったのですが、まぁ同じことです。
アップデート中に電源切れた後、一切電源が入らない状態になってしまいました。色々試した結果無事復活できましたので、そのレポートを書いておきます。事態を悪化させる可能性もあるので自己責任でお願いします。
随分前に書こうと思っていて忘れていたんですけど、Blackmagic Pocket Cinema Camera(BMPCC)にはセンサーに赤外線除去(IR Cut)フィルターがついていません。下の写真はエアコンの赤外線リモコンをBMPCCで撮影したものです。一般的にはセンサーにこれらの赤外線をカットするためのフィルターが装備されていますが、BMPCCにはこれがありません。
他のBlackmagic Designのカメラはどうなのかわかりません。以前BMCCにはIR Cutフィルターの記述があったような気がしていたのですが、今改めてスペック表を見てみたんですけど、それらしい記述がありませんでした。
久しぶりにカメラの話題です。なにがなんでもマイクロフォーサーズで円周魚眼レンズ使いたいという人がどれくらいいるのかわかりませんが、私は使いたかったのです。
IBL用のHDRI撮影用なんですが、普段はVRやIBL用の撮影ができるスチルカメラマンの方にお願いしてたりします。現場では監督や撮影スタッフとの突発的な打ち合わせとか、チャート撮影、グリーンバックの建込確認などなどで結構忙しく、身内でやろうとするとどこかで失敗したり手を抜いてしまったりするんで、専門のスタッフにお願いしたほうが速くて(結構手順が多いので慣れてないと時間かかる)、正確。時には頼んでないところまでオマケで撮っておいてくれたり、丁寧にパノラマに仕上げてきてくれたりするので、その費用は後々の工数を考えると決して高いとは思わないんですが、ロケハンのときにちょっと撮ってテストだけしたいとか、技術的な検証だけしたいなんて時に自分で撮れると嬉しい... というか「やってみたい」。
前回の記事書いてから「いきなり100万近いソフト持ち出してもなぁ...」と思ったりしたので、フリーのRAW現像ソフトウェアをいくつか試してみました。その中で「Blackmagic Pocket Cinema CameraのCinemaDNGに対応していること」、「HD以上の領域を含めて現像できること」が可能なソフトを2本ほど紹介します。そんなにいっぱい試したわけではないのと、私があまりこの分野のソフトに詳しくないので、他にももっといいソフトはあるかもしれませんが。