BMPCCファームウェアアップデート...で、ブリック化。

August 23, 2014
Blackmagic Pocket Cinema Camera対象のファームウェアアップデートがありました。今回はヒストグラム表示とかで実質的にかなり使い勝手が向上しそうなアップデート。前回は面倒でパスしていたんですが、今回は張り切ってアップデートしました。ところがうっかり電源ケーブル引っこ抜いちゃったんです...ありがちな話ですが。正確には電源を接続していた電源タップのスイッチを切ってしまったのですが、まぁ同じことです。

アップデート中に電源切れた後、一切電源が入らない状態になってしまいました。色々試した結果無事復活できましたので、そのレポートを書いておきます。事態を悪化させる可能性もあるので自己責任でお願いします。

用意するもの:
  • アップデートに使用するPC(Mac OS X 10.8を使用)
  • 最新アップデータ
  • 古いアップデータ
  • 屈強なUSBケーブル
  • 負けない電源タップ

手順としては、まず最新ファームウェアのBlackmagic Camera Utilityをアンインストールして古いものにします。つまり壊した時点でインストールしようとしていたのと違うバージョンを使用するってことです。

次にBMPCCに電源ケーブルを繋ぎます。電源入らない状態でも繋ぎます。

Blackmagic Camera Utilityを起動します。アラートで「BMPCCを繋げ」という主旨のメッセージが出ます。ここではすでにUSBで繋がってる状態なのですが、電源が入りません。ここで、BMPCCの電源ポタンを押します。長押しでなく一瞬押す感じ。少しでも長いと駄目なので、できるだけ短くしっかり押します。

BMPCCの電源は入りません。が、アラートが変化して「BMPCCの電源入ってません」といったメッセージが出ます。ここで諦めないでBMPCC繋いだまま、このウィンドウを閉じます。するとアップデータが起動してなぜかアップデートが開始されます。

この時、壊したときと同じバージョンのファームウェアだとユーティリティがアップデータ不要と判断してアップデートされない場合があります。

カメラが無事に動くようになったら、最新バージョンのアップデータをインストールしなおして、BMPCCのアップデートを再度行ないます。

ネットで調べたんですが、他の方法で復活した人や微妙に電源押すタイミングが違うものもありました。気になる人は「BMPCC brick」あたりで検索してみてください。

使用したのがMac OS Xなので、Windowsではわかりません。あと、壊したタイミングでファームウェアがどこまで書き込まれているかで、用意しないといけないバージョンも違うかもしれません。

GH2みたいにSDカード経由でできりゃもっと簡単なんですけどね。そもそもBMPCCのバッテリが簡単に飛び出しちゃう&USBケーブルがなぜかバッテリの蓋の内側という特性上、どうしても外部電源でやりたくなるんですよね。そりゃ電源やUSBケーブルやらでトラブルも増えるってものでしょう。

P1020244.jpg 肝心の最新ファームウェアですが、ヒストグラムとオーディオレベルメーターの搭載でインターフェースが一新。かなり賑やかになってます。なんかピコピコ動くと「ああ、BMPCCのバッテリが...」なんて心配になっちゃうんですけど...

結局ニコンやら純正バッテリやら買い足して、今6本で運用中。これでもちょっと撮影に集中すると半日くらいですかね。屋外ではEVF必須なので、いっそのこと本体の液晶モニターオフにできちゃえばいいと思うんですが。


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