Nuke

以前ちょっと書いたんですが(関連記事)、表紙画像が公開になりましたので再度紹介。もう1冊Nukeの書籍がFocal Pressから出ます。

内容などはまだ不明ですが、来年の7月発売なのでまだまだ先。そのころだとNukeは6.5か下手すりゃ7になってる可能性すらあるし、更にどこかに買収されてなくなってたりとか...なんか色々想像できちゃいますが、Amazon.co.jpの予約商品の価格保証対象商品なので円高のうちに予約しておくといいかもしれません(...が、裏目に出るかもしれません)。


Kindle版等の電子書籍での発売などはわかりませんでした。コンピュータ関連の書籍は暗いスタジオ内で読むこと多いからiPadかAmazonのクラウドリーダーで読めると便利なんでKindle版に期待しております。


既に発売されている「Nuke 101: Professional Compositing and Visual Effects(Amazon) 」の日本語版が8月にボーンデジタルから出版されるようです。価格は例によって原書と比較するとちょっとお高め。原書が出版されてから結構経ちますので、ちょっと内容的には古くなっていることもありますが、この本は基本操作を中心として入門編なので大きな影響はないと思います。

ちなみに上記Amazonの商品ページで、原書のほとんどのページが「なか見検索」できます(数ページおきに非公開になっている状態)。これで書籍の内容など確認できると思います。


Nuke 6.3 リリース

July 19, 2011
Nuke 6.3がとうとうリリースされました。
今回のバージョンアップはかなり期待できそうで、早速使ってみたのですが6.2で不安定だった機能が安定してたりしてかなり嬉しい。もうこのまま全面的に6.3に切り替えちゃおうと思ったんですが... 32bit版がリリースされてませんので6.2もしばらく使う機会があるかと思います。


of_nuke.jpg

少し前にVideo Copilot自身がリークしてましたが、Optical Flares for Nukeが6月21日のDMALAユーザーグループでプレゼンテーションされるそうです。あと、AfterEffects用の新プラグイン(コードネーム:Atom)も発表されるとのこと。

VIDEO COPILOT BLOG: New Plug-in and LA Presentation
http://www.videocopilot.net/blog/2011/06/new-plug-in-and-la-presentation/

Nukeユーザーとしてはかなり嬉しいニュース。わざわざOptical FlaresのためにAfter Effects立ち上げる必要がなくなる...!!ってだけでも買いだと思いますが、気になるお値段はまだ未発表。これでOptical FlaresがAE/Nuke共通で使えるようになると、Knoll Light Factoryはかなりピンチだと思われますが...



以前「BlenderでPointPass(2)」と「BlenderでPointPass(3)」という記事をアップしてから「NukeでPoint Cloudの使い方がわからない」という問い合わせを立て続けに2件いただいたので書いておきます。


BlenderでPointPass(3)

May 10, 2011
前回からの続き。どうやらBlenderではレンダリング時ピクセルに負の値を持てないらしく、Point WorldをそのままNukeに読み込んでも正しく3D空間でのピクセルの位置が再現できませんでした。今回はその暫定的な解決策を書いてみます。


前回は思いつきでやってみて、途中で放り出した感じでしたが、再度、何が問題なのか切り分けながら検証してみました。

まずはCameraが変な方向向いちゃう件ですが、これは変換すれば大丈夫だろうと思ったものの、アニメーションさせると予期しない状態になってしまったり、どうもBlender自体のFBXエクポートを怪しい感じです。FBXエクスポートのソースなどは見てないのですが、検索してみるとどうやらFBXの出力は色々問題があるみたいです。リライティングだけならとりあえずポジションでればいいからこれは放置。

そして驚きの事実。Blenderのピクセルは負の値を持てない...っぽい。ひょっとすると何か方法があるのかもしれませんが、普通にやると駄目でした。以下に簡単に検証手順を載せておきますので、何かご存知あるいはお気づきの方いらしたら教えてください。


BlenderでPointPass

May 7, 2011
blnkrelighttest.jpg

ふとBlenderでPointPass出せないかと思ってやってみた。BlenderはPPass出力オプションがないので、グローバル座標をマテリアルに焼き込んでOpenEXRでレンダリングしたものをNukeに読み込み、Phongシェーダーを使ってライティングしたのが上の画像。


先日「Nuke 101: Professional Compositing and Visual Effects」が発売されたばかりですが、来年の夏に更にもう1冊Nukeの書籍が発売されるようです。

Digital Compositing with Nuke」(By Lee Lanier)、価格は£30.99(Amazon UK)で、すでに日本のAmazonでも予約が開始されている様ですが、表紙などの画像はまだなく、目次やページ数も不明、具体的な発売日も未定(日本のAmazonでは7月になってるんですが、UKでは8月なんですよね...)。そのまますぐKindle版が出るかどうかも不明。日本のAmazonでは¥4,258です。




Digital Compositing with Nuke
Digital Compositing with Nuke
posted with amazlet at 11.05.03
Lee Lanier
Focal Press


nuke101covershow180_e.jpg
Nuke初(たぶん)の書籍「Nuke 101: Professional Compositing and Visual Effects」が発売されたので購入してみました。買ったのはKindle版です。さすがにKindleだとモノクロで図版が見にくかったのでiPadで読む予定。

パラパラめくっただけでまだちゃんと読んだわけではないのですが、冒頭はNukeのUIの説明から始まってます。UIと基本的なコンポジットの説明したあと、RotopaintやKeyingなどNukeでコンポジット作業をするのに必要なことを一通り説明されている感じです。ただ、一概に基本的な事項を最初に全部説明しているわけでもなく、例えばChapter8では「Compositing Hi-Res Stereo Images」としてS3Dの合成作業についても触れられてますが、なぜかこの章で初めてLUTについて説明するという感じで、書籍全編を通してNukeの基本機能を一通り説明してるといった感じです。

個人的にはGizmoについて1章設けているのは好感が持てます。Pythonに関しては付録章としてPythonの簡単な説明がありますが、簡単なコマンドをメニューに登録すると言った程度ですので、The Foundryの公開しているPythonチュートリアルの触り部分くらいでしょうか。





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