HyperDeck ShuttleとGH2

November 20, 2011
ちょっと前に記事だけ書いて公開するのを忘れてました(正確には公開した気になってました)が、HyperDeck ShuttleとGH2の相性についてです。折角なのでAVCHDのGOP1記録と比較画像も載せておきます。なんかHyperDeck Shuttleうちでは普段は普通にデッキとして使われちゃってますけど、HyperDeck Studioのことも考えると今後が楽しみな機材ではありますね。

HyperDeck Shuttleは4:2:2 10bit非圧縮で記録が可能です。ただしGH2の出力は4:2:0 8bitなので、記録自体は4:2:2 10bitですが、実際記録されているのは8bit 4:2:0となります。

GH2のHDMIは1080iのセンサースルーの出力が可能ですが、それにはGH2本体で記録をする必要があります。GH2で記録していない時には、HDMIに出力されるのはEVF出力のものになるので画質も悪く情報表示などのオーバーレイもそのまま出力されます。GH2がムービーの記録を開始するとセンサー出力の綺麗な画像がHDMIに出力されるようになります。また音声はHDMIでは記録されないので、カメラ本体でAVCHDなどで記録したものを使うか別途レコーダーを使用することになります。

HDMIケーブル接続時の注意点として、GH2の「LVF/LCD自動切換設定」を「OFF」にしておくこと。これは自動切換がオンになっているとLVFを覗いたときに自動的に背面液晶と切り替えてくれるGH2の有名な便利機能なんですが、実はこの切換のときにHDMI出力が一瞬途切れてHDMIの映像がブラックアウトします。ですのでHDMI経由で記録する場合には絶対にこの設定を「OFF」にしないといけません。

GH2のHDMI出力は30fps/60iとなりますが、実際に記録した映像を確認してみると、これはインターレースの30fpsではなく「プルダウンされた24fps」だとわかります。よって正しくプルダウン除去すれば24pの映像が取り出せます。

ところが、24pになったときにチャンネルにクロマズレが発生してしまいます。このままの状態ではかなり汚く、被写体に赤いものがあると顕著に現れます。

(200%拡大図) gh2hdmi_chroma_error.png
DVXUser.comでこれを修正するためにAviSynthのスクリプトが公開されています。

DVXUser.com - HDMI Capture Problem SOLVED - AviSynth RULES!
http://www.dvxuser.com/V6/showthread.php?237584-HDMI-Capture-Problem-SOLVED-AviSynth-RULES!

...が、私はWindowsをほとんど使用していないので、AviSynthのプラグインとかスクリプトをあちこちのサイトからダウンロードして準備したり、変換したものを書き出すためのフロントエンドのインストールでめげてしまいまして、(そういうのがWindowsフリーウェアの醍醐味なのかもしれませんが)もう面倒くさくなって結局自分でPixelBenderでAfterEffectsのプラグイン書いちゃいました。で、そのプラグインで修復したのが下の画像。

(200%拡大図) gh2hdmi_chroma_error_fixed.png.png
このプラグイン、なんか検証してみると今イチな部分もあったりRGBとYCbCr変換が怪しかったりするので、まだ公開には踏み切れません...さっさと直して公開しようと思うのですが、この記事同様作り始めてから大分放置してしまったので、ちと腰が重いのです。

冒頭で書いたGOP1との比較画像が下のもの。AVCHDとHDMIの同時記録で同じコマを抜いたものです。ちなみにクロマズレは修正済み。

(画像をクリックすると原寸大表示) gh2hdmivsgop1.png
GOP1ともなるとさすがにあまり大きな画質的違いはないですね(色は記録方式の違いで若干異なってます)。チャンネル毎に見て行くとノイズの乗り具合やディテールに多少違いは見つけられます。あと今回はISO800なのでもう少し高感度で検証してみるともう少し分かり易い違いがでてくるかもしれません。今は時間ないのでやりませんけど。

[追記]AfterEffects用Pixel Benderプラグイン「GH2 Chromafix」公開しました。


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