なんかうっかり買ってしまいそうなのであまりブログに話題にもしてなかったのですが、Blackmagic Cinema Cameraが遂に発売。まだ入手できてる人はかなーり限定されているようですが、Blackmagic DesignのフォーラムにはチラホラCinema DNGのサンプルなども上がって来ていますので、ちょっとファイルを見てみました。念のため繰り返しますが、私は買ってませんよ..."まだ"。今買っても忙しすぎてブログのネタにする以外の使い道ないですし。
Blackmagic Forum - Afterglow
http://forum.blackmagicdesign.com/viewtopic.php?f=2&t=15
Blackmagic Forum - BMCC Low Light Noise
http://forum.blackmagicdesign.com/viewtopic.php?f=2&t=502
Blackmagic Forum - Afterglow
http://forum.blackmagicdesign.com/viewtopic.php?f=2&t=15
Blackmagic Forum - BMCC Low Light Noise
http://forum.blackmagicdesign.com/viewtopic.php?f=2&t=502
BMCのCinema DNGは当然ながら同社のDaVinci Resolveなどでカラコレすることを前提としているわけですが、私はDaVinci使ってないのでそれ以外で開く方法を探してみました。
まずはCinema DNGにとってはまさにホームグラウンドであるAdobe製品。これが想像以上に駄目。まず一枚単位ならPhotoshop CS6で普通にCamera RAW開く要領で開けます。ムービーとして読み込めるかと思ったんですが、甘かったです。全部レイヤーに展開してタイムライン並べることは可能でしたけど、処理速度的にもあまり現実的じゃないかな、と。
After Effects CS5.5では駄目。ただAdobe LabsにAEやPremiere用のプラグインがあるのでそれを使えば読み込みが可能。最新のCS6ならそのまま行けるんですが、Camera Raw経由なので読み込み時「現像処理」をする必要があります。現像というかカラコレはもう少しやり易いGUIでやりたいのでこれはちょっと不便だし、1ショットごとにRaw現像のウィンドウ出ちゃうので大量に撮影上がりの素材を確認したいという用途には不向き。
Premiere Pro CS6そのままではCinema DNG読めませんでした...というか認識すらされませんでした。対応フォーマットにもDNGやCamera RAWなどの記載なし。CS5.5なら前述のAdobe Labsのプラグインで読めそうだけど私は試してません。カラーグレーディング用の新製品(といっても買収したものですけど)Speed Gradeでも駄目。どうなってんのよ、Adobe...。
※後日試したらSpeedGradeで読み込めました...私の試し方が悪かったのかアップデートで対応したのか確認はしていませんが。
当然ながらNukeでも駄目ですけど、「RV」で開いてみるとすんなり開いてサクサクプレビューできちゃってます。恐るべしRV。ついでにRVならLUTも適用できるしカラーオフセット、ガンマ補正などの簡単なカラコレも可能、RVIOで他のフォーマットに変換もできるしで、現状の私の環境では無敵状態。
Tweak Software - RV http://www.tweaksoftware.com/products/rv
気になる画質については後日改めて。本当に気になるのはグリーンバックなんかのキーイング時の画質なんですけど。
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Tweak Software RV
Adobe CS6とCinemaDNG