Siggraph(コンポジット関連のソフトウェアはNABやFMX、IBCといったイベントで新機能の発表なんかが多くて、Siggraphはあまり話題がなかったりするのですが)で3DSMaxのアップデート機能の発表があり、その中にAfterEffectsとの連携というものがあって注目を集めています。
AREA - Subscription Advantage Pack 2012: Adobe AE interop, render passes, Activeshade Iray
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この連携作業は3DSMaxとAfterEffectsの作業が別々のワークステーションであっても同期させられるみたいです。MacOSXとの連携はまだリサーチ中みたいですが。
連携はStateSetsという中間データを介してレンダーパスをAfterEffectsに送信、変換が可能なSolidやNull、Light、Cameraなどは3DオブジェクトとしてAfterEffectsに送信可能。UpdateLinkでAfterEffectsで行なった作業を3DSMaxに戻すこともできるようで、個人で2つのアプリーケションを行き来する場合だけでなく複数の人間でStateSetsを共有して作業もできるとのこと。YouTubeでこれらの作業工程が説明されています。(私は3DSMaxを使ったこともないですから、今ひとつMaxでの作業に実感が持てないのですが...)
サブスクリプションユーザー向けのアップデートとして準備されているようですが、デモを見る限りかなり本気で作り込まれているなという印象です。
私は恐らく自分で3DSMaxを使う機会がこれからもないと思うんですが、将来的にはStateSetsを介して3Dのレンダリングデータを受け取るなんてことも出てくるんでしょうか。
...で、ふと思ったんですけどAutodeskならCompositeとの連携強化した方がいいんじゃないでしょうかね?もうCompositeは終了ということで決定ですか?! この連携がCompositeにあればかなりのアドバンテージになるのにちと勿体ない気がしますね。
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PFMatchitが素晴らしく便利だった。