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PFMatchitを使い始めて数ヶ月...もともとPFMatch(Shakeのね)を使っていて、その後PFTrackをしばらく使ってました。で、最近はあまり3Dトラッキングをまとめてやる機会もなかったものの、またゾロゾロとトラッキング仕事が来たので、「ここらで一発PFTrack 2011を」と思った...のですが、怖じ気づいてまずはPFMatchitを買いました。
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正直に言います。PFMatchitとかPFTack 2011とかノードベースになりましたと言われた時「トラッキングでノードベース?なんでもノードにすればいいってもんじゃないでしょう」と思ったんですよ。
でも使ってみると、...あら便利!
なんというかマルチカムとかオブジェクトソルバとかノード分岐させていって1ショットの空間的な状況をまるまる再現して整合性を確認したり、いくつかのトラッキングを比較しながら作業を進めたり...すごく便利なんです。ノードの操作感はNukeとかShakeと比べるとちょっと違和感ありますが、これは慣れの問題ですから。あと64bit対応になったせいかトラッキングも結構速い。そもそも私はPixel Farmのトラッキングソフトばっかだったので比較対象に乏しく、あんまりアテにならないかもしれませんが...昔Maya Liveをちょっと使ってたくらい(なんか今のMayaについてくるマッチムーブソフトが結構いいらしいですね)。
ノードベースになって、UIの操作方法とか結構不安だったんですけど、Pixel Farmにビデオチュートリアルがあって、それ見れば一通りのアプローチがわかります。オンラインマニュアルも読みやすいし。
プロジェクトは自動保存なので終了時に勝手に保存してくれます。異常終了したときにどうなるのかは(まだ落ちたことないので)わかりません。Nukeへの書き出しはPythonスクリプトを出力してくれます。AEへの出力はMaya ASCII形式なのですが、昔のトラウマがあって試してません。(関連記事)
最初はNukeのCamera Trackerだけで行こうか...とか、人手が足りなくなった時用にと思ってAEのCamera Trackerも買っておいたんですが...もういいや、一人で出来るわ。
The Pixel Farm
http://www.thepixelfarm.co.uk
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