After Effects CS5.5のトライアル版がリリースされましたので、レンダリング待ちの時間でちょっとだけ試してみました。使用したのは1時間にも満たない時間ですが、ざっとWarp Stabilizerとタイムコードの読み込み、R3Dのインポートだけやってみました。試用したのはMac mini上です(MacProはレンダリング中だったので)。実際にMacProで使うとなるとCPUやメモリ、ディスク(RAID)など、環境が違いすぎて速いのか遅いのかよくわかりませんでした。あとMac miniは日本語環境なので、日本語でインストールしちゃいました。これはあんまり動作に影響はないと思いますが...
まず「Warp Stabilizer」から。手持ちであまりカメラを振り回さない状態ならかなり優秀です。ローリングシャッターの歪みもきれいに除去してくれました。ただしカメラをブンブン振り回したような動画では結構すごいことになります。効果として面白いですけど...
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ローリングシャッターに関しては、当然ですが手ぶれには有効ですが被写体自体が動いていると無効です。あとシャッタースピードが遅いとモーションブラーが残ってしまい、自然には見えません。これはWarp Stabilizerに限った話ではありませんが。
(余談ですが、こういうテスト動画をVimeoにアップするの気が引けたのでYouTubeにしました...)
続いて、タイムコードの読み込み。普通に読み込めてます。
フッテージのオプションでタイムコードの上書きもできます。
特にこれ以上のことは調べなかったので、スクリプトからのアクセスとかは追々試してみるつもり。
あと新しくなったR3Dの読み込みオプション。
開いてみただけですが、ぱっと見いい感じ。ちょっと重い気もしましたが、Mac miniなんで... ただこのMac miniでSTORMやREDCINE-Xも使ったことあるんですけど、それと比較しても重い気が...いや、気のせいかもしれません。
この設定でカラコレした場合のAfter Effects(というかAdobe)のカラーマネージメントとの親和性も気になることではありますが、それもまた追々。
結局開いただけで大したことはテストしてませんが、あくまでファーストインプレッションということで...!
個人的に撮影条件さえきちんとしていれば(というか、あまり無茶しなければ)Warp Stabilizerはかなりお手軽且つ強力だと思います。CS5からなら、これだけ目当てにしてプラグイン買うつもりでアップグレードしちゃっても元はとれそうな感じ。
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