PanasonicのDMC-GH1やGF1に改造ファームウェアをインストールしてくれるptoolですが、久しぶりに自分のGF1の設定を見直してみることにしました。
現在のところMotion JPEGで100Mb/s超で4:2:2記録できちゃってて、特に不安定な感じもないのですが、Motion JPEGの場合はファイルサイズに2GBの制限があるので、この設定ではちょっと記録時間が厳しい。もう少しビットレートを落として記録時間を稼ぎたいので、ptool最新版をダウンロードしがてら再設定を行なうことにしました。dvxuserのフォーラムを見たらptoolも3.51dになってたので併せてバージョンアップ。
dvxuser.com ptool
注意: 改造ファームウェアのインストールはあくまで自己責任のもとで行なうものなので、自信の無い方や自分の失敗を他人に転嫁する癖のある方は絶対に行なわないようにしてください。
従来はMotion JPEG専用でおよそ100〜107Mb/sだったのですが、これを70〜80Mb/s程度まで下げるのと、今まであまり使ってなかったAVCHDもビットレートを上げてみようというのが今回の目標。とりあえず行なった設定は下記の通り。
MJPEG Color720p30 420->422 color sampling : TRUEMJPEG CompressionE1 Quality: 384E1 Table: 4E2 Quality: 362E2 Table: 4E3 Quality: 354E3 Table: 8E4 Quality:326E4 Table: 16AVCHD CompressionVideo Bitrate FDH/SH:50000000Video Bitrate H:32000000Video Bitrate L:24000000Overall Bitrate: 70000000
ちょっとAVCHDの設定がイマイチ落としどころがわからないのですが、一応自前のテストパターンでの記録テストはクリアしました。AVCHDの場合はどうもシャッタスピードによってビットレートが安定しないみたいなんですけど、私のところには記録されたAVCHDのビットレートを計測できるソフトがないのでなんともいいようがありません。特に今のところ不自然なノイズが発生するなどという現象には出くわしていませんが...
もともとこのパッチをあてたのがMotion JPEG 4:2:2記録のためなので、あまりAVCHDは使わないとは思いますが、それでも長時間記録したいとなるとAVCHDに頼らざるを得ない状況なので、もう少しAVCHDの設定も調査したほうがよさそうです。AVCHDも各社ソフトウェアでの対応が増えてますし、以前ほどの扱いにくさはなくなってきたという理由もあります。Final Cut Proではメモリスティックを挿した状態から簡単にAVCHDのMTSをProResに変換できますし、After EffectsやPremiere Pro(使ってませんが)は直接AVCHDをインポートできます。もちろん作業する上では可逆圧縮のフォーマット(DPXやTIFF、EXRなど)に変換しますけど。
Motion JPEGはこの設定でおよそ73Mb/s。このくらいだとトランセンドのClass 6のSDHCカードでも記録できます。(90Mb/s以上だとよく記録エラーが出てたカード)
記録エラーはシャッタースピードが速くなりパンフォーカス気味のときに発生しやすい(つまり晴天の昼間など)で、画面内の情報量に左右されるので、もう少し使ってみないとはっきりしたことは言えませんが、しばらくこの設定で使ってみようと思います。
ああ、それにしてもGH2欲しい。
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