RapidCopyがリリースされました。

May 27, 2015
L'espace VisionさんがFastCopyのMac移植版「RapidCopy」を正式リリースしました。AppStore経由で購入できます。

RapidCopy
https://itunes.apple.com/jp/app/rapidcopy/id975974524?mt=12

FastCopyから更に使いやすくなるよう独自の機能追加も行っています。

rapidcopyscreenshot_000c1.pngのサムネイル画像 基本的には、コピーを高速に行い、ベリファイでデータの比較を行ってデータの欠損を未然に防ぎ、ログに残すというFastCopy同様の作業をしてくれるアプリですが、他にもFastCopyにはない、多くの独自の機能拡張が行われています。

RapidCopyの機能詳細ははRapidCopyのサポートサイトを参照してください(ちょっとここで簡単にはまとめるのが億劫なくらいあるので)。ポスプロが作ったプロダクション向けのコピーツールなので、まさに現場で望まれている機能を盛り込んでいます。


RapidCopy (RapidCopyPro)
http://www.lespace.co.jp/file_bl/rapidcopy/manual/

また今回のRapidCopyはAppleのAppStoreのレギュレーションによって実現できなかった機能があり、それらを含めたPro版が今後AppStore以外の経路で販売されるとのこと。同レギュレーションの制約で複数のRapidCopyを起動も不可能となったらしいのですが、これは上記サポートサイトから、複数起動を有効にするユーティリティが配布されています。

私は普段Windows ServerでLTFSへのバックアップにFastCopyを使用しているのですが、RapidCopyにはLFTSに特化したLTFSモードがあり、FastCopyで一部LFTSへのコピー時に不具合を引き起こすような設定を回避して安全にLTFSへのバックアップすることができます。私のところではMacでのLTFSの運用が不便でLTOドライブを外してしまったため、RapidCopyでLTFSモード試せていませんが、こうなればMac OSX ServerにLTOという選択肢もありかと思い始めてます。

今後はソースコードの公開やLinux(RHEL)への移植なども計画されているようですが、個人的にはもうFastCopy後継としてWindows版も出していただきたいくらいです。


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