Nuke 7.0v6

Nuke AssitはNukeのマスクやトラッキングなどの基本的な機能に制限されたバージョンで、これ自体は本格的なコンポジティングを行うことはできません。

機能はかなり制限されていますが、これによって例えば3Dアーティストが3Dソフトのレンダリング結果をNukeで確認したい時や、繁忙期にマスク作業のためだけにパートタイムで来てもらう場合など、NukeXをまるっと1シートあてがう必要がなくなります。

機能的にはかなり制限されているので、直接の比較にはなりませんが、Flameに対するFlareみたいな感じですかね？

Nuke Assist toolはNukeX向けの新しいツールです。NukeXで保守に入ってるユーザーにはNukeXとは別にAssist toolのライセンスが2つ提供されます。

Nuke 7.0v6をインストールすると今までのNuke, NukeX, NukePLEと並んでNuke Assistというアプリケーションがインストールされます。

Nuke Assistで使用可能なノードは以下の通り(リリースノートから抜粋です):

Image

• Checkerboard
• ColorBars
• ColorWheel
• Constant
• Read
• Viewer

Draw

• Radial
• Ramp
• Rectangle
• Roto
• RotoPaint

Time

• FrameBlend
• FrameHold
• FrameRange
• TimeEcho
• TimeOffset

Channel

• Add
• Copy
• ChannelMerge
• Remove
• Shuffle
• ShuffleCopy

Color

• Invert
• OCIO CDLTransform
• OCIO Colorspace
• OCIO Display
• OCIO FileTransform
• OCIO LogConvert

Keyer

• Keyer

Merge

• AddMix
• Dissolve
• KeyMix
• Merge
• Premult
• Switch
• Unpremult

Transform

• Crop
• CornerPin
• PlanarTracker
• Reformat
• Tracker
• Transform
• TransformMasked

Transform

• Crop
• CornerPin
• PlanarTracker
• Reformat
• Tracker
• Transform
• TransformMasked

Metadata

• AddTimeCode
• CompareMetadata
• CopyMetadata
• ModifyMetadata
• ViewMetadata

Other

• Backdrop
• Dot
• Group
• Input
• Output
• PostageStamp
• StickyNote

その他以下の機能が制限されていて使用できません。

• Writeノードを使用したレンダリング出力
• Gizmo, Group, Precompsを含め、サポートされていないノードまたはプラグインの編集
• Pythonを使用しているノードまたはプラグインの追加

リリースノートを読んでいて気がついた点としては、今回からMac OS X 10.8が正式にサポートされています。

その他新機能としては、R3Dのメタデータによるガンマ設定の読み込みとリニア変換の自動化、Alembicを扱う際の処理速度向上、ari拡張子を持ったARRI Rawの読み込み(HIEROと同じバージョンのARRIRAW SDKを使用)など。バグ修正多数となってます。



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