x-rite ColorChecker Passport

June 16, 2011
ちょっと前から気になっていたんですが、昔買ったマクベスチャートが有効期限を大幅に突破していたためにx-rite ColorChecker Passport KHG3421-PP(Amazon)を購入しました。

通常のチャートだとかさばるし汚したり折ったりしないように気を使うのが億劫で、よほどの時でないと撮影時に持ち歩くことはなかったのです。この小さなチャートでしかもプラスチックのケース付きという安心感しかもケースはスタンドにもなるし、これなら少しの風でも屋外で(一人で撮影時に)使えそう...お値段もお手頃。で、そんな私の心を察してかAmazonさんもしつこくお勧めするのでつい購入。

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パッケージは一見DVDか何かのソフトウェアのようで、マクベスチャートらしかぬコンシューマっぽさにちょっと不安になりましたが...あけてみるとチャートとCD-ROM1枚とストラップが入っていて、チャートのケースは本当にパスポートサイズで私の手に馴染むサイズ。クリエイティブ補正用ColorChartとマクベスチャートのMiniColorChecker24、ホワイトバランスカードの3種がケース内に固定されています。チャート自体は小さいながらもしっかりしたものなので(x-riteのチャート疑ってどうすんだ?って感じですが)精度的には問題なさそうです。iPhone 3GSとのサイズ比較がこんな感じ。

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小さいのに惹かれて買ったのに何ですが、ちょっと離れるとかなり小さく感じるのでチャートとして心許ない感じはあります。ケースはスタンドを兼ねているので、開閉時にクリック感のあるものでちょっと固め。慣れてないとチャートに指で触れてしまったり落としたり引っ掻いたりしてしまいそう。角度が段階的に調整できるので、一人で撮影するときにも立てかけるものを探したりしなくても素早く使用できるように工夫されてます。まぁ今回の私の購入動機からすれば、まったく正しい仕様ですね。

付属CD-ROMにはカメラプロファイルを作成するためのソフトウェア「ColorChecker Passport」とLightroom用のプラグインが付属。こちらはまだ使用していませんが、これでカメラ(とレンズ)のDNGプロファイルを作成できます。作成したプロファイルは「DNG Profile Manager」で管理できますが、こちらのソフトはユーザー登録するとダウンロードできるようになります。

RAW撮影であれば多少のことは後で調整すればいいやという割り切りもできますが、MPEG4系の記録では後から弄るとかなり劣化してしまったり粗が見えてしまうので、できるだけ撮影前にチャートを使ってカメラ本体のカラーバランスを調整しておいた方がいいかと思います。耐久性は結構ありそうなので旅行時にも簡単に持って行けるし、最悪壊したり紛失したりしても諦めもつきそうなので(値段的に)、今後積極的に使用していきたい所存。


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