ハイパフォーマンスJavaScript

May 7, 2011
highperformancejavascriptcover.jpg少し前の話ですが「ハイパフォーマンスJavaScript 」(オライリー・ジャパン)を購入しました。

以前にも同じオライリーのシリーズで「JavaScript: The Good Parts」「JavaScriptパターン ―優れたアプリケーションのための作法」と紹介したことがあるのですが、やっぱりページ数は少なめで初心者向けじゃないですが、これまた面白くて結構読みふけっちゃう感じ。もうなんか最近はオライリーの薄っぺらい(ページ数がね)本は条件反射で買いたくなっちゃうというくらい当たりが多い。

とにかくJavaScriptの実行速度の改善に注力して書かれた本なのですが、大きくわけてブラウザやネットワーク上のオーバーヘッドをなくすための処理と、JavaScript(というかコード)に起因するパフォーマンスの改善にわかれていて、前者に比重がおかれてます。

After EffectsでのJavaScriptでは主に後者に関する記述が役立つと思うのですが、DOMアクセスに関する説明などはAfterEffectsでも同様に検証してみたら面白そう。あと具体的に役立ちそうなところではプロトタイプチェーンと正規表現の最適化の話。

最近はAfter Effectsだけじゃなく、Adobe AIRとかHTML5とかさけては通れない感じのJavaScriptですし、色々体験的にこうじゃないかと仮定していたものも、実際にこういう本で体系的にまとめてくれてるのは嬉しいです。

個人的に優先順位としては「JavaScriptパターン」-> 「JavaScript: The Good Parts」-> 「ハイパフォーマンスJavaScript」といった感じでしょうか。とりあえずWebアプリやAdobe AIRの開発をする人はこの3冊は買っといて間違いないと思います。逆にこれ以外要らない。

この調子でPythonのシリーズも出してほしいところ。

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ハイパフォーマンスJavaScript
Nicholas C. Zakas
オライリージャパン
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