JavaScript: The Good Parts

January 13, 2011
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先日本屋に立ち寄ったときにちょっと『JavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティス』を手に取ってパラパラ立ち読みしたら面白くて椅子に座って読み始め(ジュンク堂だった)、止まらなくなったのでそのままレジに行って買ってしまいました。

ちょっと前からこの本がいいという評判は聞いていたのですが、手にとって観る機会もなく、たぶんWeb向けの応用集とかそういう類いの内容だと思っていたのですが、読んでみたら全然違った。

読者ターゲットは『他の言語、特にCやC++などを使用経験がありJavaScriptでハマってしまって「なんでこうなるの!」と叫んだことのある人』向けです。半分冗談ですが、半分は本気。例えば私がはまった罠としては、変数のスコープが処理の外にもはみ出すというもの。こういった事象に対しての注意事項や回避策などが書かれてます。逆に他のプログラム言語も使用したことがなく、JavaScriptで初めてプログラミングを始める人にはまったく役に立たない感じの書籍。

著者の厳格なポリシーに基づいて書かれているために、かなり極端な例もないわけではありませんが、コードの行数が2000行を超えたあたりからこの書籍の存在価値があがると思います...根拠はないですけど。特に巻末の付録「ひどいパーツ」と「悪いパーツ」は面白かった。180ページ弱の薄い本ですが、内容は非常に濃くてじっくり頭から読んで行きたい感じの書籍です。


JavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティス
Douglas Crockford
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