Smoke 2013 Ext1 SP1がリリース

April 11, 2014
smoe2013ext1sp1.jpg Smoke 2013のサービスパックが公開されました(ちょっとSmokeの暗めの話題でエントリー1本書いてしまったので気を取り直して...)。

今回のアップデートでMac OSX 10.9に正式対応し、新型MacProでもちゃんと動作するようになりました。うちの場合は旧MacProでOSも10.7のまんまなんですけど、他にも様々な修正があるので、全ユーザーにとってアップデートは必須となりそうです。

Smoke 2013 Extension 1 Service Pack 1 Release Note
http://docs.autodesk.com/smoke2013/smoke2013x1sp1-releasenotes.pdf

ダウンロード
ダウンロードはAutodesk契約中のサブスクリプションサイトからとなります。

Autodesk Subscription
http://subscription.autodesk.com/

Ext1以前のSmoke 2013用のMac OS X 10.9に対応したSPも公開しています。
Smoke mac 2013 Sp3
http://knowledge.autodesk.com/support/smoke/downloads/caas/downloads/content/smoke-mac-2013-sp3.html

2012はさすがに対応しないようです...

サービスパックは2013.2.54としてインストールされます。

/discreet/smoke_2013.2.54

簡単にテストした結果
以下私の環境でのテスト結果です。

MacPro(2010), Quadro4000(Dual), RAM64GB
Mac OS X 10.7 .5

インストール後、旧バージョンも問題なく起動できましたが、シリアル番号の再入力が必要になるかもしれません(私はなりました)。また旧バージョンではバックグラウンドジョブのバージョンも異なるため、プロジェクトロード時にバックグラウンドジョブの再起動を促すダイアログがでます。

Media HubやConformのサムネイル表示が「Loading ...」のまま全然出て来なくなってしまいました。その場合は画面を一度マウスでクリックすると、表示が開始されましたが、多くのサムネイルを表示する場合は途中でサムネイル表示が止まってしまいます。これはSmoke自体がサムネイルの読み込み中にハングしてしまっているのではなく、どうもマウスクリックの度にサムネイル表示が更新されるようなので画面を何度がクリックしていると順次表示されていきます。割と頻発するのでちょっとストレスです。

ちなみに旧バージョンでは、多くのメディアが存在するフォルダでは、表示開始まで少し待たされる感じはあったものの、一度サムネイルの読み込みが始まると割とすぐに全部表示されていたので、一瞬「メディアが何も入ってないんじゃないか?」とか「入っている筈のフッテージが行方不明になった?!」と思ってしまいます。

更に困るのが、メディア選択時の選択状態を示す枠線の表示。単一のファイルを選んだ場合や、ShiftやCtrl(Flameショートカットの場合)キー押しながら複数選択したときは普通に枠が表示されて選択状態を確認できるのですが、Ctrl+Aで全選択したときに枠線が表示されないのです。これもマウスボタンでどこかクリックすると表示が更新されるのですが、これはかなり不便...

あと、私だけかもしれませんが、旧バージョンでMedia Hubであるフォルダ(FWの外付けディスクなど)にアクセスしようとすると、時折Smokeがハングしてしまったりしていたのですが、SP1になってからこの問題は今のところ発生していません。

全然使い込んでないので、まだ何か出てくるかもしれません。Smoke 2015が4月下旬にリリースされるのですが、当分は互換性の問題などで2013を使い続けることになると思うのでちょっとSP1は期待はずれだったような...。できればSP2でもう少し安定したバージョンとして完成してくれることを期待しています。


[関連記事]
Smoke 2015について (NAB2014より)