fnord softwareのProEXRが1.9のベータ版をリリースしました。
fnord software blog
http://fnordware.blogspot.jp/2013/12/proexr-19-beta.html
主なアップデートは
となっています。
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http://fnordware.blogspot.jp/2013/12/proexr-19-beta.html
主なアップデートは
- 最新のOpenEXR 2.1ライブラリを使用。
- displayWindowがAfterEffects上でより扱いやすく。
- EXtractoRでの新しいレイヤープルダウン。
となっています。
今回採用されたOpenEXR 2.0の主な新機能については、以前このブログでリリースノートの抄訳を掲載していますので、そちらを参考にしてください。
[関連記事] OpenEXR 2.0
尚Deep Image Bufferについては、現状のAfter Effects上で、その機能を活かして作業することはできませんが、ProEXR 1.9で読み込むことは可能になっているそうです。Nukeも8.0でDeep Buffer出力をサポートしたので、今度時間ができたら試してみようと思います。
で、今回なにより嬉しいのが、OpenEXRのdisplayWindowにちゃんと対応したこと。これまでも一応まわりくどい方法で対応はしていたのですが、1.9からはちゃんと対応しています。従来のProEXRのdisplayWindowの扱いについては、これもこのブログで取り上げてるので、参考にしてください。
[関連記事]After EffectsでOpenEXR - DataWindowとDisplayWindow
今回はOpenEXR読み込み時にShiftキーを押しながら読み込むことで、このdisplayWindowのオプションが選択できます。
ウィンドウ下方にある「Automatically show dialog」をチェックしておくと、displayWindowが個別に設定されているOpenEXRを読み込む際に、その都度このダイアログを表示してくれます。displayWindowが設定されているということに留意できるように、これをチェックしておくといいと思います。
とりあえず現状はベータ版ですので色々問題もあるかもしれませので、検証やフィードバック目的以外での使用にはご注意ください。
[関連記事]
ProEXR 1.8
AfterEffectsでOpenEXR