May 2013

AddMixについて(1)

May 28, 2013
前回の記事「非リニア合成時の加算合成について(2)」というのを書きましたが、ふと、「After EffectsではAddMixってなんなのかピンとこない人もいるんじゃないか」と思ったのでAddMixについて書いておきます。

※前回紹介したAfter EffectsでのAddMixですが、記事のタイトルは非リニアとなっていますが、実際にはリニア合成でも使います。ただ非リニアで加算合成をうまくコントロールするのに有効な手法なのでその流れで説明したということです。


なんかいきなり更新。EOSHDで以下のような記事がアップされて、まさか記事(「Canon EOS 5D MarkIIIでRAWムービー記録」参照)をアップした当日に追加記事書くはめになろうとは...

BIG NEWS - Hands on with CONTINUOUS raw recording on Canon 5D Mark III
http://www.eoshd.com/content/10324/big-news-hands-on-with-continuous-raw-recording-on-canon-5d-mark-iii


VESビジュアルエフェクトハンドブック 下巻 -全世界のVisual Effects SocietyメンバーによるVFX制作標準- 上巻から随分時間が経っていますが、やっと『VESビジュアルエフェクトハンドブック 下巻』の予約がAmazonで開始されいます。この本の原書が出たのが2010年なので内容的にはやや古くなってしまっている部分もあるかもしれません。日本語版の下巻がこんなに遅れてしまったのは残念で仕方ないのですが、それよりお値段が上下各1万円で合計2万円ナリというのは、ちょっと人に安易に勧めていいものが躊躇してしまいます。

内容的には確かなものなので一度読んでおいて損はありません...が、私は英語版を買ったきりで日本語版は前述の通り値段が理由で購入していません。上巻の記事の時にも書きましたが、こういう書籍を母国語で読める機会を減らさないためにも、日本語翻訳版の価格には割と理解を示しているつもりでしたし、原書もっている本でも応援の意味で買ったりしましたが、さすがに上下巻でこの価格は無理(原書持ってなかったら買ったかもしれませんが)。


最近あまりカメラ関連追っかけていなかったのですが、Google Readerの撤収作業をしつつRSSを眺めていたらEOS 5D MarkIIや5D MarkIIIでMagic Lanternの改造ファームウェアを使用しムービーをYUV422 14bit RAW記録するという話が出てて、ちょっと興味本意で色々調べてみました。自分では5D3を買うことはないと思うし、仕事でもDSLRムービーが今さらでてくるということもあまりないと思うのであくまで個人的な興味です。


前回の「非リニア合成時の加算合成について」でちょっと書いた、「その先のアプローチ」を紹介しておきます。そもそもこの記事の企画自体が番外編だったのに(2)が出てきちゃうあたりが、なんか嫌な感じしますけど。

今回の手法は前回の記事で少し触れたAddMixをAfter Effectsで行います。ちょっと面倒ですし、複雑なコンポに組み込むには慣れが必要になります。慣れちゃえば大抵のコンポで使用可能です。リニアでも使える手法なのですが、非リニアでは特に発光体や半透明な合成のコントロールに役に立つので、タイトルはそのままです。



photorayharryhausen.jpg
偉大なストップモーションアーティスト、レイ・ハリーハウゼンが5月7日に92歳で亡くなりました。謹んで哀悼の意を捧げます。

IMDb - Ray Harryhausen
http://www.imdb.com/name/nm0366063/?ref_=sr_1


昨日(本日未明)開催されたAdobe MAX 2013の基調講演にて新しいCreativeCloudの発表がありました。

Adobe Creative Cloud - お客様へ - アドビからのメッセージ クリエイティブ制作は、新たな時代へ
http://www.adobe.com/jp/cc/letter.html

アドビプレスリリース - アドビ システムズ社、Creative Cloudのメジャーアップデートを発表
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/20130507_AdobeCreativeCloudMajorRelease.html?sdid=INJUJ

このバージョンアップでAdobeはCreative Suite(CS)シリーズを終了させ、Creative Cloud(CC)シリーズとしてリニューアル。それにともない従来のパーマネントライセンス(永続ライセンス)形式での製品の提供を行わないことを発表しました。