HS_ProxyManager 0.9 Beta1

August 31, 2011
hsproxymanager09betabnl.png

HS_ProxyManager 0.9 Beta1リリースしました。なんか色々不具合の出る可能性もあるのですが、もう設定ファイルのロードのタイミングやプライオリティの設定、エラー処理などなど...細かい部分までキッチリ詰めていこうとすると、このままずるずる公開できなくなりそうなのでとにかく公開しちゃえという決断。

とりあえず簡単な説明を書いておきますが、旧バージョンを使用した経験のある方向けです。新規ユーザー向けのドキュメントは追々準備予定。まだ仕様も迷ってる部分があるので、ベータテストしながらドキュメントも書くことにします。

現状ではとにかくより多くの環境でのテストが必要です。動作確認、不具合報告、操作手順の仕様確認などお寄せいただけると非常に助かります。現在はベータ初期段階で0.9の新機能がすべて出そろっておりませんので、機能の追加要望などは後回しになってしまうかもしれません。ご了承ください。宜しくお願いいたします。

概要
HS_ProxyManagerはAdobe After Effects用のプロキシ設定スクリプトです。After Effects CS3/4/5/5.5に対応。OSはMacOSX/Windows両方に対応しています。このリリースはベータテストです。前バージョンは0.8.4です。

0.9 betaでは新機能の追加にともなって、これまでのプロキシの設定ファイルやプロキシセットのフォルダ構成が変更になっています。また今後も機能の追加や修正にともなって互換性が保てなくなる可能性もあります。くれぐれもご注意の上使用してください。テスト用のプロジェクトを用いるか、事前にプロジェクトのバックアップをとっておくことをお勧めします。

新機能
これまでプロジェクトファイル(aepファイル)と同じフォルダ内に保存されていたプロキシセットのフォルダを、ユーザーの任意のフォルダに設定できるようになりました。

これによって、低速なネットワークドライブ上にフッテージやプロジェクトファイルが厳密に管理されている場合でも、プロキシをローカルの高速なHDDやRAID、SSDに作成することで高速なプレビューや編集が可能になります。

ユーザーのDocumentsフォルダ内に設定ファイルを保存することができるようになりました。セキュリティの都合上、アプリケーションフォルダ内を自由に書き換えできないユーザー向けに、ユーザーのDocumentsフォルダ内に(hs_pref)フォルダが存在している場合にはそちらを優先的に使用します。この機能は自動では有効になりません。使用したい場合はMac OS Xの場合は「書類」フォルダ、Windowsの場合は「マイ ドキュメント」フォルダ内に「(hs_pref)」フォルダを作成してください。フォルダが存在すれば自動的にそちらが優先されます。

インストール方法
従来のインストール方法と同じです。レンダリングの出力テンプレートは旧バージョンのものがそのまま流用できます。

スクリプト本体のインストール方法は旧バージョンの記事を参照してください。
http://hiroshisaito.net/blog/2011/01/hs-proxymanager-071.html

変更点
プロキシのディレクリはデフォルトではプロジェクトファイルと同じフォルダ内です。このバージョンを使用して初めてプロキシを作成する時、スクリプトはプロジェクトのあるフォルダ内にプロキシ用フォルダの設定ファイルを書き込みます。設定ファイルは「(プロジェクトファイル名).proxy」となります(例: 「myTestProject.aep」ならば「myTestProject.aep.proxy」)。このファイルをテキストエディタで開くとフォルダの絶対パスが書かれています。このファイルが存在していると、スクリプトは優先的にそのフォルダにプロキシを保存するようになります。プロキシをスクリプト内で設定したデフォルトパスに作り直したい場合には、このファイルを削除してください。今後仕様変更の可能性あり。
ダウンロード
ダウンロードはGoogle Siteからお願いします。

HS_ProxyManager - Beta Version
http://sites.google.com/site/hsproxymanager/beta


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