パシフィック・リムについて

はっきりいうとネタバレっていうほどストーリーは重要じゃないんです。これでもかってくらい怪獣とロボット(イェーガー)が戦うってだけ。この映画のすごいところは、恋愛とか政治とか宗教とか友情とか、他の映画が入れないといけないと思い込んでるものを全て捨てちゃってる。しかもトリッキーなアクションとかないです。トランスフォーマーとかカンフー映画みたいなアクションしてるんですけど、こちらはどちらかというと相撲。ロボットだけど手足は不自由さを感じるくらい重くて遅い。で、結構ギリギリな感じで戦ってるのでパイロットとか結構ヤバい感じ。

お気に入りはチェルノ・アルファ。虚無僧みたいだけど、このパイロット二人ほとんど台詞ない。けど格好イイ。あとイェーガーが出すタンカーの汽笛みたいなサイレンに妙に燃える。なんでだ？

とにかく何がそんなにいいのかと聞かれても困るけど、「久々にすげーもん見ちゃったなぁ」という感覚です。見てないならラストチャンスなので観に行きましょう。3D吹き替えで見ろという意見も散見されますが、個人的にはもともと2D企画だったのと画面の情報量がすごいのでデカい2Dスクリーンの字幕版がおすすめです。ヒロインの唐突な台詞が時々あるんですが、字幕版で見ると意味がわかります。吹き替えだとわからないので、単なるつまらない説明シーンになっちゃうんです(実は両方観た)。