CS5.5のスクリプティング変更点の翻訳です。
私がCS5.5は日本語版のアップグレードをしていないために日本語版での表記が一部不明です。英語の翻訳を適当に載せて訳注をつけています。ご了承ください。
空き時間にざっと翻訳しただけで誤訳誤字脱字あるかと思います。適宜修正して更新します。
私がCS5.5は日本語版のアップグレードをしていないために日本語版での表記が一部不明です。英語の翻訳を適当に載せて訳注をつけています。ご了承ください。
空き時間にざっと翻訳しただけで誤訳誤字脱字あるかと思います。適宜修正して更新します。
原文: http://blogs.adobe.com/toddkopriva/2011/09/scripting-changes-in-after-effects-cs5-5.html
バンドルスクリプト、スクリプトの実行、スクリプトのロードに関する変更
- After EffectsにDouble-Up.jsxが追加されました。このスクリプトは 「ファイル」 > 「スクリプト」 メニューから実行します。このスクリプトは選択されたレイヤーを複製し、同一のコンポジション内でオリジナルの横に複製されたレイヤーを配置します。このスクリプトはレイヤーのエフェクトやセッティングの違いを左右にならべて比較するのに役立ちます。
- Mac OSにて: jsxbinファイルが 「ファイル」 > 「スクリプト」 > 「スクリプトファイルを実行...」から使用可能になりました。
- Scriptsフォルダがショートカット、エイリアスを使用して異なるフォルダを指定することが出来るようになりました。
スクリプト言語に関する変更
タイムコードおよびタイム表示フォーマットに関する変更- 以下のものがProjectオジェクトから削除されました
- timecodeDisplayType attribute
- timecodeBaseType attribute
- timecodeNTSCDropFrame attribute
- timecodeFilmType attribute
- TimecodeDisplayType enum
- TimecodeFilmType enum
- TimecodeBaseType enum
- スクリプトの timeToCurrentFormat メソッドが、エクスプレッションの timeToCurrentFormat の戻値と同じになりました。
- ProjectオブジェクトのdisplayStartFrameアトリビュートが、整数(read/write)で0または1の値を受け取るようになりました。
- dropFrame attribute(read/write)がCompItemオブジェクトに追加されました。dropFrame属性は論理値でコンポジションがドロップフレームかノンドロップフレームかを示します。これは「コンポジション設定」のダイヤログで設定するものと一致します。
example:
app.project.item(1).dropFrame = true;
- ProjectオブジェクトにframesCountTypeアトリビュートが追加されました。framesCountTypeアトリビュートは列挙型の値(read/write)で「プロジェクト設定」ダイアログの「表示形式」の「フレームカウント」(訳注)設定に一致します。訳注:CS5.5の日本語版が手元にないので日本語メニューの表記が違ってるかもしれません。
example:
- framesCountType.FC_START_1
- framesCountType.FC_START_0
- framesCountType.FC_TIMECODE_CONVERSION
app.project.framesCountType = FramesCountType.FC_TIMECODE_CONVERSION;
- ProjectオブジェクトにfeetFramesFilmType アトリビュートが追加されました。feetFramesFilmType アトリビュートは列挙型の値(read/write)で「プロジェクト設定」ダイアログの「表示形式」の「フィート+フレーム」の設定を表しています。このアトリビュートは旧来のtimecodeFilmTypeアトリビュートの代わりです。
example:
- feetFramesFilmType.MM16
- feetFramesFilmType.MM35
app.project.feetFramesFilmType = FeetFramesFilmType.MM35;
- Projectオブジェクトに framesUseFeetFrames アトリビュートが追加されました。 framesUseFeetFramesアトリビュートは論理値(read/write)で「プロジェクト設定」ダイアログの「表示形式」の「フィート+フレーム」のチェックボックスの設定に一致します。
example:
app.project.framesUseFeetFrames = true;
- Projectオブジェクトに footageTimecodeDisplayStartType アトリビュートが追加されました。 footageTimecodeDisplayStartType は列挙型の値(read/write)で「プロジェクト設定」ダイアログの「フッテージの開始時間」(訳注)のチェックボックスの設定に一致します。訳注:CS5.5の日本語版が手元にないので日本語メニューの表記が違ってるかもしれません。
- footageTimecodeDisplayStartType.FTCS_START_0
- footageTimecodeDisplayStartType.FTCS_USE_SOURCE_MEDIA
example:
app.project.footageTimecodeDisplayStartType = FootageTimecodeDisplayStartType.FTCS_USE_SOURCE_MEDIA;
- Projectオブジェクトに timeDisplayType アトリビュートが追加されました。 timeDisplayType は列挙型の値(read/write)で「プロジェクト設定」ダイアログの「タイム表示形式」(訳注)のチェックボックスの設定に一致します。訳注:CS5.5の日本語版が手元にないので日本語メニューの表記が違ってるかもしれません。
- TimeDisplayType.FRAMES
- TimeDisplayType.TIMECODE
example:
app.project.timeDisplayType= TimeDisplayType.TIMECODE;
テキストレイヤーに関する変更
- LayerCollectionオブジェクトにaddBoxTextメソッドが追加されました。addBoxTextメソッドは新しい段落をテキストレイヤーに作成します。addBoxTextメソッドは1つまたは2つのパラメータを指定します:
- (必須) 段落の幅と高さをピクセル数で指定する2つの数値の配列。新しい段落はアンカーポイントを中心に作成されます。
- (オプション)段落内に書き込むテキストの文字列。
example:
var paraText = myComp.layers.addBoxText([960, 540], "After Effects CS5.5");
- TextDocument オブジェクトにboxText アトリビュートが追加されました。boxText アトリビュートは論理値(read only)で、もしテキストレイヤーが段落テキストのレイヤーだった場合はtrueを返します。
example:
var isParaText = textLayer.text.sourceText.value.boxText;
- TextDocument オブジェクトにpointText アトリビュートが追加されました。pointText アトリビュートは論理値(read only)で、もしテキストレイヤーがポイントテキストのレイヤーだった場合はtrueを返します。
example:
var isPointText = textLayer.text.sourceText.value.pointText;
- TextDocument オブジェクトにboxTextSize アトリビュートが追加されました。boxTextSize アトリビュートは配列([幅, 高さ](read/write))で、段落テキストのレイヤーのサイズを指定します。ポイントテキストまたはパステキストに対して使用した場合はエラーを発生します。
example:
var paraTextProps = textLayer.text.sourceText.value;
paraTextProps.boxTextSize = [150, 150];
textLayer.text.sourceText.setValue(paraTextProps);
その他の変更点
- Layerオブジェクトに lightType アトリビュートが追加されました。lightType アトリビュートは列挙型の値(read/write)で、ライトレイヤーのライトタイプを指定します。ライトレイヤーでないレイヤーに使用した場合はエラーを発生します。
- lightType.PARALLEL
- lightType.SPOT
- lightType.POINT
- lightType.AMBIENT
example:
spotlightLayer.lightType = LightType.SPOT;
- もしステータスが"Done"になっているRenderQueueItemオブジェクトでduplicateメソッドが使用された場合、メソッドは新しいアイテムに"Queued"のステータスを設定します。これは通常After EffectsのGUIでレンダーキューを複製したときの動作に一致します。
- Application オブジェクトにeffectsアトリビュートが追加されました(read-only)。effectsアトリビュートは配列で、以下のプロパティの要素を含んでいます:
- displayName: エフェクトメニューで見ることができるローカライズされたエフェクトの表示名称の文字列。
- category: エフェクトメニューで見ることのできるローカライズされたカテゴリ表示名の文字列。これは通常ユーザーに対して表示されない合成されたエフェクトでは「""」を返す可能性があります。
- matchName: After Effect内で使用されるエフェクトのユニークネーム。この名称はAfter Effectsの各バージョン間で変わることはありません。エフェクトを適用する場合にはこの名称を使用してください。
example:
var effectName = app.effects[12].displayName;
[関連記事] After Effects スクリプティングメモ(古いバージョンの変更点はこちらから) AfterEffects スクリプトリファレンス