June 2011

いろいろすっ飛ばして「Compressor編」です。「Compressor編」というかCompressorとFinal Cut Pro XのQuickTime書き出し...アップルでいうことろの「共有」について。


Hyperdeck Shuttleの出荷も始まり、私のところにも納期の連絡が来ました。7月初めには納品されそうです(最近こういった予約物がすんなり手に入った試しがないので、まぁどうなるかわかりませんが...)。私はまだSSDは調達していないのですが、そろそろ考えておいた方がよさそうです。


なんかFinal Cut Pro Xの返金騒動とか起きているみたいですが...


P1000194.jpg

先日、x-riteの「ColorChecker Passport」を購入したという記事を書きましたが、実はそのとき一緒にx-riteのキャリブレータ「ColorMunki Photo」も購入しました。

ColorMunki Photo
http://xritephoto.com/ph_product_overview.aspx?id=1115


今週は仕事の素材入れが延期になって時間があるので、Final Cut Pro Xを色々試す時間もあるのですが、たぶん今現在遅れていても締め切りはあまり変わらないので来月はその分忙しくなっちゃうのでしょう...ねぇ。で、今回のは「ローリングシャッター」(いきなりピンポイントな...)。毎回なにかとローリングシャッター系の機能を試しているような気がしなくもありませんが、現在のCMOSセンター主流の撮影素材においては必須ですから検証せずにはいられない感じです。

Final Cut Pro Xにはムービーの読み込み時に「手ぶれ補正」と「ローリングシャッター」の項目があり、手ぶれとCMOSのローリングシャッターによる歪みを補正することができます。せっかくなので、以前After Effects CS5.5のWarp Stabilizerのテストで使用したのと同じショットを使って比較してみました。


Edge UI Shot_wedding.jpg

GenArtsからメールにてお知らせが届きました。GenArtsは数日中にウェブサイトのリニューアルを行ない、新しい製品ライン「Sapphire Edge」と新サービス「FX Central」のベータテストを開始するそうです。


Final Cut Pro Xはプラグインシステムがありますが、FxPlug SDKも2.0にバージョンアップして刷新され、従来のFxPlugのプラグインが全滅。FxPlug 1.xに関しては元々32bitだったので、まぁすぐにはどうにもならないだろうと予想していましたが、AE用プラグインとの互換性もなくなり、事実上サードパーティプラグインが全滅という状況。

現時点でのサードパーティプラグインの状況をわかる範囲で書いておきます。


Video Copilot Element

June 23, 2011
Video Copilotから新しい3Dジオメトリベースのパーティクルプラグイン「Element」のアナウンスがありました。まだ具体的な機能の紹介などはありませんが、近日中にデモと機能の詳細が発表されるようです。

e3d_small.jpg

Video Copilot Blog - "Anouncing New Plug-in: Element" http://www.videocopilot.net/blog/2011/06/anouncing-new-plug-in-element/

なんというか私個人としてはAfter Effectsの面白さって、こっちの方面のような気がするんですよね。もうOpenEXRとかリニアスペースとか、RED対応とかも興味はもちろんあるんですが、わくわくするのはこういうビジュアライズ系プラグイン。ちょっと例えは何ですが「プラグイン再生ソフト」みたいな...


fcpxsplash.png

...というわけで前回「Final Cut Pro X(インストール待ち編)」の続きです。今回はインストールしてからやったこと、起動してからクリップの読み込みのあたりまでざっとなぞってみます。


fcpxloading.jpg

Final Cut Pro X
http://www.apple.com/final-cut-pro/

Final Cut Pro - Apple
https://itunes.apple.com/us/app/final-cut-pro/id424389933?mt=12

Final Cut Pro Xとうとうリリースされました。私は寝ていたので、実際にリリースされた瞬間のFacebook界隈の阿鼻叫喚...じゃなくてお祭り騒ぎには立ち会っていないのですが、明けて各Blogやニュースサイトでは新機能や変更点について情報がかなり出てました。なんかこういうときに「Appleのビジョンとは...」とか遥か上空から論じちゃう人がいるので、ちょっと話がややこしくなりますが、実際にLionとかiOSとかAppleのビジョンとか抜きにして、

「今ここにインストールされたFinal Cut Pro Xって明日(というとちょっと大げさですが、ごく近い将来という意味で)からFinal Cut Proの後継として使えるの?」

...というのが私の興味の中心です。とりあえず今回はダウンロード&インストール中に書いていますので、「インストール待ち編」ということでインストール前にFCPが失ったものを下調べして、いざ慌てないように予習しておこうと思います。あくまで個人の主観に基づいてのことなので、人によってはもっと違うところに重要な変更があるかもしれません。


HELLSING OVA VIII

June 20, 2011
最近の(とは言っても納品したのは少し前ですが)お仕事情報です。最近あんまりカッチリしたタイトルの仕事してなかったんですが、某プロデューサーのお仕事手伝いまして、「HELLSING OVA VIII」のエンディング制作しました。feat.アンデルセン神父です。公式サイトのブログにちょろっとスクリーンショット出てます。

HELLSING 公式サイト
http://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/anime/hellsing/index.html

素材貰ってプロデューサーとアレコレつつきながら諸々引っ括めてお任せいただいたのですが、最後はエディタさんのお力もあってなんとか完成。「HELLSING」のエンディングは初めてだったのですが今までのと比べるとちょっとせわしない感じのものになりました。プロデューサーが本編のほうで忙しいのを見計らって、普通なら「ヤめとけ」と言われそうなこともしたのですが、その割にはスケジュール通りにいった感じ。本編の方も大変そうでしたが、そちらがどうなってるのか知る由もございません。発売日は7/27だそうで、現在予約受付中です。宜しくお願いします。

ちょっと作業話を書いておくと、今回は色々あって8bitのQuickTimeで納品しちゃったんです。今にしてみると色々後悔しちゃうようなこともあったのですが、幸い画がビビッドな感じだったので乗り切れた感じです。やっぱ不要と思えてもマスターレンダリングは10bitにしておくべきでしたね。

HELLSING OVA VIII Blu-ray 〈初回限定版〉
ジェネオン・ユニバーサル (2011-07-27)
売り上げランキング: 245

HELLSING OVA VIII Blu-ray 〈通常版〉
ジェネオン・ユニバーサル (2011-07-27)
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Ptool 3.56d

June 19, 2011
Panasonic G1, GF1, GH1, G2用の改造ファームウェアPtoolがまたアップデートされました。前3.55dでのGH1のアップデートがG2とGF1にも対応したといった内容です。私はまだ試してないので、なんとも評価できません。お約束ですが、このファーム使うとメーカーの保証や修理受けられなくなる可能性ありますので利用は自己責任にて。

PTool firmware manipulation tool
http://www.gh1-hack.info/wiki/PToolSoftware

G2:
MJPG 480pサイズと品質調整パッチ追加
ビデオとオーディオバッファパッチの追加
three encoder(訳注: なにこれ?)に関連した設定パッチ
動作しない422カラーパッチの削除

GF1:
MJPG 480pサイズと品質調整パッチ追加
ビデオとオーディオバッファパッチの追加
three encoder(訳注: なにこれ?)に関連した設定パッチ
いくつかの細かなバグ修正


GF1の場合はある程度枯れてきてるので、無理にアップデートする必要もなさそうですが...。フォーラムなんか読むと現在GH2への対応が急がれている様子。GH2でMJPG422来たらすごいことになりそうな予感。HyperDeck Shuttleで422非圧縮10bitへの道も開かれましたが、あちらはHDMIからの信号をそのまま記録するので必然的に60iになっちゃうんですよね。そこからの変換作業も面倒だし、なによりモニターも含めて撮影機材増えるので、GH2単体で高ビットレート化できればそれに越したことないわけで。GF2対応は期待薄。


[関連記事]
ptool 3.55d
DMC-GF1で4:2:2記録
GF1再設定


ちょっと前から気になっていたんですが、昔買ったマクベスチャートが有効期限を大幅に突破していたためにx-rite ColorChecker Passport KHG3421-PP(Amazon)を購入しました。

通常のチャートだとかさばるし汚したり折ったりしないように気を使うのが億劫で、よほどの時でないと撮影時に持ち歩くことはなかったのです。この小さなチャートでしかもプラスチックのケース付きという安心感しかもケースはスタンドにもなるし、これなら少しの風でも屋外で(一人で撮影時に)使えそう...お値段もお手頃。で、そんな私の心を察してかAmazonさんもしつこくお勧めするのでつい購入。


Adobe Photoshop Lightroom 3.0がリリースされて以来、RAWの現像はもうLightroomのみになってしまったのですが、最近私の配偶者もRAW現像始め、今までBridge使ってAdobeのCamera RAWで現像してたのですが、最近私のLightroomを使うようになり...自分専用のが欲しいとなったわけです。細かい性能とか気にしだせばきっともっといいソフトがあるんだろうとは思うのですが、なにせ速いしBridge使ってた人間には操作も分かりやすいし。

Adobeは少し前から他社の現像ソフトやAdobeの他のPhotoshopシリーズからLightroom 3.0への乗り換えキャンペーンをやっていて、対象ソフトのシリアルナンバーを送れば33,600円が11,340円になるという特別セールをしてたんです。とは言え仕事で早急に必要なわけでもなく、なんとなくズルズルと先延ばししていたのですが、ここへ来ていきなりAmazonで72時間限定セール(終了)が始まって、更に値段が下がってLightroom 3.0が1万円を切るお買い得すぎな状態に...!

なんでこんなに安くなってるのかわかりませんが(売れてないのかな?)、いい機会なので1本追加で注文しました。対象製品のシリアルナンバーを申請用紙で送らないといけないのでちょっと面倒ですが。

まんまとAdobeの術中にはまったような気がしないでもないですが、うちには昔使ってたWindows版のPhotoshopライセンスが3本くらいあって着実にアップグレード権喪失に向かってる状態だし、悔しくはありません...ということにしておこう。


battle_losangels_kam.jpg映画「Battle: Los Angeles 」観ました。「SKYLINE」観てあまり酷さにちょっとエイリアン侵略ものに警戒心を隠しきれず観たのですが、結論言えば普通に面白かったです。「絶対お勧め」というほどではないのですが、バトルアクションものとして充分に堪能できました。冒頭の掴みは上手いので開始5分で引き込まれる感じ。


RED Epic

June 15, 2011
RED Epicで撮影された映像や使用レポートが増えてきてますが、Vincent Laforet氏による5KとHDRxに関する詳しいレポート。


Ptoolを使ってGF1で70Mb/s超の4:2:2 MotionJPEGを撮影できるのはすばらしいのですが、欠点としてカメラ本体でプレビューできないという点があります。


Ptool 3.55d

June 12, 2011
Panasonic G1, GF1, G2, GH1用の改造ファームウェア「Ptool」の新バージョン3.55dがリリースされておりました。今回は新ボディのダウングレード対応が中心になってます。

PTool firmware manipulation tool
http://www.gh1-hack.info/wiki/PToolSoftware


リニューアルされたhttp://www.teenageengineering.comへ急げーー!!! ... ... ... ... 繋がらない!え?なに、ちょっとアクセス殺到?!うわーん、全然繋がんないよー。あれ?サーバー落ちた?!


of_nuke.jpg

少し前にVideo Copilot自身がリークしてましたが、Optical Flares for Nukeが6月21日のDMALAユーザーグループでプレゼンテーションされるそうです。あと、AfterEffects用の新プラグイン(コードネーム:Atom)も発表されるとのこと。

VIDEO COPILOT BLOG: New Plug-in and LA Presentation
http://www.videocopilot.net/blog/2011/06/new-plug-in-and-la-presentation/

Nukeユーザーとしてはかなり嬉しいニュース。わざわざOptical FlaresのためにAfter Effects立ち上げる必要がなくなる...!!ってだけでも買いだと思いますが、気になるお値段はまだ未発表。これでOptical FlaresがAE/Nuke共通で使えるようになると、Knoll Light Factoryはかなりピンチだと思われますが...



RED Scarletが出るまで機材は一切買わない...と思っていたのですが、先日の「Blackmagic Design HyperDeck Shuttle」(関連記事)、結局予約注文しちゃいました。すごい安いし、このコンパクトなら色々使えそうですし。


YouTubeより。ディズニーのマルチプレーンカメラ。 こういう愚直なまでの探究心を見せつけられると、結局日本のアニメってなんだろな...と考えてみたりする。


Blackmagic DesignのHyperDeck Shuttle発売は近づいてきて、なんだかソワソワしちゃう今日この頃。もう見た目ですっかりやられて、価格を聞いてもうこりゃ駄目だ(なにが?!)って感じだったわけですが、HyperDeck Shuttleって何?という人のために簡単に説明すると、HDMIやSDI出力のあるカメラを10bit 4:2:2で記録可能なレコーダです。この分野ではAJAのKi-Proが先陣を切っていたわけですが、私としてはAJAが舗装した道を鉄ゲタで突っ走って追い上げるのがBlackmagic Designという会社の社風と解釈しております。

Blackmagic Design : HyperDeck Shuttle
http://blackmagic-design.com/products/hyperdeckshuttle/

BMDSHUTTLE.jpg


Adobeストアさんに注文してあったAfter Effects CS5.5のアップグレードパッケージが届きました。とりあえず1本だけ。あとCS4のままだったPhotoshop ExtendedもCS5にアップグレード。おまけでボールペンがついてました。