May 2011

The HDRI Handbook 2.0

May 28, 2011
hdrihandbook2point0.jpg 前回投稿した記事「AfterEffectsでのリニア合成のお話(1)」を書くにあたって参考になった書籍が「The HDRI Handbook: High Dynamic Range Imaging for Photographers and CG Artists」というちょっと古い本なのですが、これの改訂版「The Hdri Handbook 2.0: High Dynamic Range Imaging for Photographers and Cg Artists」が11月に発売されるようです。


どうでもいい話題ですが、先日Cineon参考画像用にKodakのDigital LAD (Mercie)とデータシートを貰いにいったんですが、いつの間にやらKodakのロゴも新しいものに変更になってました。
なんか普遍的なオーラを持っていた画像だけに、ロゴが変わってちょっと意外。企業ロゴなんだからちゃんとアップデートするのは当たり前ですけど。


After Effectsのリニアカラースペース(ガンマ)での合成について。旧ブログで書いたことを改めて書きなおしてみます。After EffectsのバージョンもCS5で前提です。


「Portal 2」の公式サイトでサウンドトラックとiPhone/Android向けの着信音が無料ダウンロードできるようになってます。


最近、水木しげる作品が文庫でじゃんじゃん出版されてて、Amazonで買い物する度についつい貸本時代の戦記物とか一緒に買わされ...否、買っちゃうんですが... ちょっと変わったところで面白かったのが「ビビビの貧乏時代 いつもお腹をすかせてた! 」。これとても面白い!!! いわゆる妖怪ものでも戦記ものでもない、貧乏時代の水木作品なわけで、映画やドラマにもなった「ゲゲゲの女房」とも違う...っていうかNHKの連ドラじゃとてもじゃないけど出せないような暴力や性や社会に関するネタばかり。そもそも漫画家があんなにさわやかな貧乏生活してるわけないか...。当然どちらもフィクション前提だろうけど、「ゲゲゲ...」の対極を行く感じの作品です。


Adobe After Effects CS5.5, Premiere Pro CS5.5, Media Encoder CS5.5用のRED EPIC Importer preview releaseがAdobe Labsにて公開されております。


以前「BlenderでPointPass(2)」と「BlenderでPointPass(3)」という記事をアップしてから「NukeでPoint Cloudの使い方がわからない」という問い合わせを立て続けに2件いただいたので書いておきます。


つらつらと続けるつもりでもなかったんですけど、After Effects CS5.5の新機能検証第二回。今回はカメラレンズブラーです。従来のブラー(レンズ)と比較して高品質とのことだそうですので、Lenscareと比較してみました。正直に言うと今までのレンズブラーは品質的に問題あって使ってませんでした。ほぼLenscareだけでした(Nukeでも使えるというのが大きいんですけど)


Tonium Pacemaker

May 11, 2011
Tonium Pacemaker 60GBモデルが Amazonで限定特価(40,000円OFFの19,800円!)だそうで、各所で話題になってたりしますが...かくいう私も一昨日あたりからショッピングカートに入れたり出したり入れたり出したり入れたり出したりを繰り返しております。


BlenderでPointPass(3)

May 10, 2011
前回からの続き。どうやらBlenderではレンダリング時ピクセルに負の値を持てないらしく、Point WorldをそのままNukeに読み込んでも正しく3D空間でのピクセルの位置が再現できませんでした。今回はその暫定的な解決策を書いてみます。


前回は思いつきでやってみて、途中で放り出した感じでしたが、再度、何が問題なのか切り分けながら検証してみました。

まずはCameraが変な方向向いちゃう件ですが、これは変換すれば大丈夫だろうと思ったものの、アニメーションさせると予期しない状態になってしまったり、どうもBlender自体のFBXエクポートを怪しい感じです。FBXエクスポートのソースなどは見てないのですが、検索してみるとどうやらFBXの出力は色々問題があるみたいです。リライティングだけならとりあえずポジションでればいいからこれは放置。

そして驚きの事実。Blenderのピクセルは負の値を持てない...っぽい。ひょっとすると何か方法があるのかもしれませんが、普通にやると駄目でした。以下に簡単に検証手順を載せておきますので、何かご存知あるいはお気づきの方いらしたら教えてください。


District 9 Exosuit

May 9, 2011
もう去年の8月ことですが、Wetaのオンラインショップで「District 9: The Exosuit」を予約したんです。当初2011第一四半期発売と言われていたんですが、(例によって)いつの間にやら2011年7-8月になってました。


highperformancejavascriptcover.jpg少し前の話ですが「ハイパフォーマンスJavaScript 」(オライリー・ジャパン)を購入しました。

以前にも同じオライリーのシリーズで「JavaScript: The Good Parts」「JavaScriptパターン ―優れたアプリケーションのための作法」と紹介したことがあるのですが、やっぱりページ数は少なめで初心者向けじゃないですが、これまた面白くて結構読みふけっちゃう感じ。もうなんか最近はオライリーの薄っぺらい(ページ数がね)本は条件反射で買いたくなっちゃうというくらい当たりが多い。

とにかくJavaScriptの実行速度の改善に注力して書かれた本なのですが、大きくわけてブラウザやネットワーク上のオーバーヘッドをなくすための処理と、JavaScript(というかコード)に起因するパフォーマンスの改善にわかれていて、前者に比重がおかれてます。


BlenderでPointPass

May 7, 2011
blnkrelighttest.jpg

ふとBlenderでPointPass出せないかと思ってやってみた。BlenderはPPass出力オプションがないので、グローバル座標をマテリアルに焼き込んでOpenEXRでレンダリングしたものをNukeに読み込み、Phongシェーダーを使ってライティングしたのが上の画像。


いつまで経っても手に入らないOP-1ですが、入手した人のビデオでも見て気を紛らわすとしましょう。


After Effects CS5.5のトライアル版がリリースされましたので、レンダリング待ちの時間でちょっとだけ試してみました。使用したのは1時間にも満たない時間ですが、ざっとWarp Stabilizerとタイムコードの読み込み、R3Dのインポートだけやってみました。試用したのはMac mini上です(MacProはレンダリング中だったので)。実際にMacProで使うとなるとCPUやメモリ、ディスク(RAID)など、環境が違いすぎて速いのか遅いのかよくわかりませんでした。あとMac miniは日本語環境なので、日本語でインストールしちゃいました。これはあんまり動作に影響はないと思いますが...


先日「Nuke 101: Professional Compositing and Visual Effects」が発売されたばかりですが、来年の夏に更にもう1冊Nukeの書籍が発売されるようです。

Digital Compositing with Nuke」(By Lee Lanier)、価格は£30.99(Amazon UK)で、すでに日本のAmazonでも予約が開始されている様ですが、表紙などの画像はまだなく、目次やページ数も不明、具体的な発売日も未定(日本のAmazonでは7月になってるんですが、UKでは8月なんですよね...)。そのまますぐKindle版が出るかどうかも不明。日本のAmazonでは¥4,258です。




Digital Compositing with Nuke
Digital Compositing with Nuke
posted with amazlet at 11.05.03
Lee Lanier
Focal Press


スタビライズ自体はMokeyやMocha Proなどで行うことも多いので、別にAfterEffectsにどうしても欲しい機能ってわけでもないのですが、スタビライズした後にいつも問題になるのがローリングシャッターによる歪みです。After Effects CS5.5の新機能Warp Stabilizerはローリングシャッターの歪みを補正する機能もあるみたいなのですが、どれくらい使い勝手のいいものなんでしょうか...実は内心結構期待してるんですけど。


そんなわけでAutodesk Composite入門の第2回。Compositeの使い方を忘れはじめてるのでさっさと書いておかないと...

今回はPXL。PXLとはPixel Expressionsで文字通りピクセル単位での入力 -> 出力をコントロールするもの。ShakeのMacroとかAfter EffectsのPixel Benderと同じ位置づけだと思います。言語自体はGLSLっぽい感じでVectorでゴリゴリ演算していく感じ。GLSLとか書いてたら適当に書き始めてもなんとかなりそうです。


Sony F3 S-Log Test

May 1, 2011

World's First Sony F3 S-Log Test from Next Level Pictures on Vimeo.


SONY F3のS-Logで撮影されたムービー(世界初のテストムービー)がVimeoにアップされました。F3は2011年夏の終わりまでにリリースされる予定。VimeoでのエンコードされたムービーではF3のS-Logのすごさは今ひとつわかりにくいのですが、暗部も潰れずモーションピクチャカメラらしいトーンになってます。ノイズも目立たずいい感じ。

VimeoにはBehind the scenesもアップされてます。