October 2010

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最近のお仕事情報です。随分時間がかかってしまいましたが、「serial experiments lain Blu-ray BOX|RESTORE」がやっと発売されました。お待ちいただいた関係者(特にプロデューサー)、楽しみにしてくれていた購入希望者の方々には本当に申し訳ないことをしました。
今回はRestore Director & Compositor ということでクレジットされてます。リストアディレクターってなんぞ?という疑問はさておき、すごく簡単にいえば本編映像中のフィルムパートの復元作業です。



Panasonic AG-AF100の作例

October 24, 2010
Vimeo上にPanasonic AG-AF100の作例がチラホラ出て来てますので、集めてみました。私が注目するのは、暗部ノイズとローリングシャッターのスキュー、できれば外部にHD-SDIで出力したときの画もみたい...ってあたりです。買わないけどね。



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Amazon.comより「Adobe After Effects CS5 Visual Effects and Compositing Studio Techniques (Adobe Press)」が到着しましたので、ちょっとレビュー。この書籍はAdobe Pressの「Studio Techniques」シリーズの最新版です。過去のバージョンからの読者にはおなじみかと。ちなみに前バージョンは「Adobe After Effects CS4 Visual Effects and Compositing Studio Techniques」でこれは邦訳「After Effects CS4 スタジオテクニック(ボーンデジタル)」も出版されています。


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ブログにエントリーさせるようなことでもないですが、Autodesk CompositeでDPXのLogを読み込ませたところ、なんか違和感が...非常に暗い中にハイライトが入っているといった種類の画像だったものだったので、より顕著だったのかもしれませんが、とりあえず純正CineonでLogのコンバートをNukeと比較。



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Mayaにはバージョン2010より、これまでToxikという製品で販売されていた(現在は販売終了)コンポジットツールがMaya Compositeとして付属しています(3DS Maxなどにも付属するので正しくはAutodesk Composite)。あまり使うつもりはなかったのですが、ちょっと触っておいた方がよさそうなので、今のうちに基本的なところだけでも習得してみようとMaya2011の体験版をダウンロード。


ガンダムUC episode2

October 17, 2010
仕事で参加させていただいたガンダムUC epsode2の冒頭14分が期間限定で無料公開されているようです。冒頭14分の無料公開情報や、イベント上映などの情報は以下のリンクをご参照ください。

公式サイト 

バイダイチャンネル 機動戦士ガンダム特集


Colorista II

October 15, 2010
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After Effects用のプラグイン、Colorista IIのレビューを書いてみます。
ここ1年ほど、かなりカラーコレクション、カラーグレーディングの仕事をしていたのですが、残念ながらColorista IIはアップグレードだけして全く使わずじまいでした。(AEでのカラコレ作業を前提としてなかったって理由もありますが)3年ほど前に、前バージョンのColoristaを使用したときの「カラーホイールの反応がおそすぎる」という印象が強く残っていて、敢えてこれで行こうと思わなかったんです。

Colorista IIでもUIが重いというのは実はそれほど変わっていないのかもしれません。CS4にインストールしてみると、やはりカラーホイールの挙動はカーソルにかなり遅れてついてくるので結構イライラします。しかしCS5にインストールするとかなり快適。さすが64bit。もう断言しちゃいますが、Colorista IIはAfter Effects CS5で使うこと前提です。



(更新)ページの統合によって、AfterEffectsのPluginリストは1ページにまとめられました。右Pagesメニューの「After Effects Plugins matchNames」をご覧ください。ページ内でAE7/CS3/CS5が切り替え可能です。


AfterEffects Effect Plugins ListのCS5版を公開しました。(右側のブログメニューのPagesからご覧ください)
CS5より64bit化された都合で、プラグインのアップグレードをしていないものや、他のプラグインに乗り換えたものなどありますので、結構様変わりしてます。

あと、最近はAEの英語版を使用している都合で、エフェクトリストも英語になっています。
日本語版の同じリストを作成するのはちょっと億劫なのですが、時間があれば標準プラグインだけのリストを作成するかもしれません。

以下余談です。


(更新)ページの統合によって、AfterEffectsのPluginリストは1ページにまとめられました。右Pagesメニューの「After Effects Plugins matchNames」をご覧ください。ページ内でAE7/CS3/CS5が切り替え可能です。


旧サイトからのAfterEffects 7.0 Effect Plugins Listを移動しました。無理矢理移動したのでうまく表示できるか不安ですが...

このリストはエフェクトプラグインのmatchNameを確認するためのものです。
(注意:日本語のエフェクト名と英語のエフェクト名の対照表ではありません)

matchNameはスクリプトデベロッパにはおなじみの、スクリプトからエフェクトプラグインにアクセスする際の正式名称のようなものです。プラグインやスクリプトを書かない方にはあまり有用なリストではないかと思います。


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After Effects CS5から64bit対応になり、4GB制限がなくなりRAMプレビューができるとか、大きさフッテージを展開できるとか、私としてもかなり喜ばしいことなのですが...しばらく使ってみると、AEの占有するメモリ量が半端なく、HD(1080 16bit flaot/32bpc)でしばらく使用するとAfterEffectsが使用するメモリは19GBにまでなっていました。もちろん環境設定で使用メモリの制限やディスクキャッシュの設定はできますが...何食ったらそんなにでかくなのかわかりません。

ちょっとこれは食い過ぎでは、と思って試しにNukeとAEで同じフッテージを使用してプレビューをかけて、使用メモリを比較してみました。





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実は今までちゃんとWeb関連のプログラミングとかやったことありません。フォーム処理と文字列操作に終止するという先入観によるところが大きく、あまり興味もわきませんでした。もっとも文字操作とフォーム処理に終止っていうのは、AEのスクリプトも大して変わりませんが。

そんな私がHTML5デビューで作り始めたのがMoviePlayer。
色々調べるとHTML5のvideoコントロールは、各ブラウザで段階的に実装している途上であり、かつFirefoxは自身のポリシーなんか変なフォーマットに固執してたり、結構バラつきがあって全部サポートすんのは面倒くさい!...で、今回はMacOSXのデベロッパキット(Dashcode)で開発するということもあって、WebKitベースに絞っています。